教材名

実物日記  自作
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対象 ・体験を積み重ねて概念形成を図っていく段階の幼児児童
・時間の概念を育てたい幼児児童
障害種別 視覚障害教育 聴覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 自閉症教育 重複障害教育 盲ろう教育 
単元・活用場面 自立活動 生活単元学習 就学前教育 
ねらい ・自分の体験したことを確認する。
・身近なところから、時間を意識する。
・実物日記を作成し、活用する中で、今日、昨日、一昨日、少し前、1年前・・・といった時の流れ、時間の概念に繋げていく。
障害特性に対する配慮点 視覚と聴覚の両方に障害を有する盲ろうの子どもたちをはじめとして、障害のある子どもたちにとって、時の流れ、現在、過去、未来を意識するということはとても難しいことであり、理解を促すものとして日記が考えられる。障害の状態等によって、実物、声、絵、写真など、本人が分かる方法で記録し、いやだったことや辛かったことも含めて振り返ることで、自分自身の体験とあわせて、理解を促していく。
期待される効果及び成果 日記を作成、活用する中で、自分自身の活動を振り返り、体験したことを概念形成につなげるとともに、時の流れ、時間の概念に繋げていくことが期待できる。
使い方 ・本人が分かるように、その日に楽しんだこと、体験したことの実物を貼りつけて、記録とする。実物とすることで、より分かりやすくなる。「今日は、こんなことをしたね。」と一緒に貼りつけ、作成しておく。保護者や関わる人は、そこにエピソードを書いておくと振り返るときに、役に立つ。
・作成した日記をとじ、「昨日は、○○したね」「1週間前は○○があったね」というように過去を振り返ることで、時の流れを意識させるようにする。
関連する教材や情報 実物、声、絵、写真など、本人が分かる方法で記録していく。成長記録にもなる。
こんな児童生徒にも役に立つ教材です 小学部段階の児童までを想定しているが、中学部以上の生徒でも作成・活用できる。
書籍ページ番号
  • 情報提供者 令和5・6年度文部科学省委託事業「「特別支援教育に関する実践研究充実事業」(盲ろう児に対する指導の在り方に係る調査研究)【全国盲ろう教育研究会提供】
  • キーワード 実物日記、時間の概念、体験の振り返り
  • 作成日時 2025-03-03 16:00:03
  • 更新日時 2025-03-03 16:13:31