教材名
対象 |
・身近なところから空間の広がりを理解していく段階の児童生徒 ・地図を活用した地理分野の学習につなげていきたい児童生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 重複障害教育 盲ろう教育 |
単元・活用場面 | 社会 生活 生活単元学習 |
ねらい |
・立体地図を作成する中で、地形や建物等を意識する。 ・身近なところから、空間の広がりや地形を意識する。 ・地図学習への興味関心を育んでいく。 |
障害特性に対する配慮点 | 視覚と聴覚の両方に障害を有する盲ろうの子どもたちをはじめとして、視覚に障害のある児童生徒や肢体不自由のある児童生徒にとって、空間を意識するということはとても難しいことであり、理解を促すものの一つとして、立体地図が考えられる。学校の周囲を移動しながら、建物等を調べ、それを立体地図にする、といった身近な限られた範囲から空間を広げていくことが大切である。また、一般的な立体地図は、抽象度が高いため、児童生徒の理解度に応じて、身近なものを使いながら作成し、本人自身が移動して得た知識とあわせて、理解を促していく。 |
期待される効果及び成果 | 本人が移動した体験に基づき、立体地図を作成、活用する中で、空間の広がりや地形の理解に繋げていくことが期待できる。また、地図への興味関心へと繋げていくことが期待できる。 |
使い方 |
・地図学習の導入として活用 ・学校の建物配置、学校の周辺の道路と建物など、身近なところから広げていくようにする。 ・建物が密集しているところは積み木で密集している状態を表現し、高い建物は高さのある空き箱、山間部はデザートのカップ等というように、触って分かるようにしながら、イメージが湧くように作成していく。 ・作成した立体地図を確認しながら、広がりや地形等を学び、より抽象度の高い地図学習へと繋げていく。 |
関連する教材や情報 | 市販の立体地図、視覚障害者用地図等の導入として活用できる。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | 家族や知人などが、どこに住んでいるのか興味を持ち始めた児童生徒等にも簡単なものから活用できる |
書籍ページ番号 |