教材名
| 対象 | ・対面での販売活動に初めて取り組む児童 ・平仮名文字を読むことができる児童 ・初めての活動であっても,視覚的に手順が示されていると,それを手掛かりとして活動を進めることができる児童 ・タッチパネルの操作が分かる児童 ・小学部 | 
|---|---|
| 障害種別 | 知的障害教育 自閉症教育 | 
| 単元・活用場面 | 生活 自立活動 | 
| ねらい | ・対面での販売活動の基本となる,やりとり行動ができるようになる。 ①あいさつ,注文を聞く,お金の受け渡し,品物を渡す,などができる ②一連の動作を,順序に沿っておこなうことができる ③言葉で受け答えすることができる ④教師の支援がなくても(最小限の支援でも)おこなうことができる ・人とやりとりをして一つの活動をやり遂げた,という達成感を感じることができるようになる。 ・「働く」ということを意識するきっかけをもつことができるようになる。 | 
| 障害特性に対する配慮点 | ・相手の反応が得られてから(例:注文を言ってくれる,お金を渡してくれる,など),次の場面が表示されるように設定した。 ・また,相手が反応しやすいように,相手にも画面が見えるようにディスプレイを用意した。 ・この両条件が整わないと,本教材のねらい,児童の実態には適さない。 ・お金,品物の受け渡しがしやすいように,場の設定を十分に検討した。 | 
| 期待される効果及び成果 | ・ファーストフードで,実際の職場体験実習に取り組むことができた。 ・同様の教材に変更を加えたところ,6年生を送る会と卒業式でも,相手に伝わるように発表を行うことができた。 | 
| 使い方 | 1.相手(お客)が自分の前に立ったら,画面操作を始める 2.吹き出しによって示されている文を読み上げて,相手に伝える 3.相手が返答した後,次の画面に切り替える 4.新しい画面に表示された吹き出しを読み上げる 5.2.~4.を繰り返し,・注文の確認,・お金の受け渡し,・品物を渡す,をおこなう 6.最後の画面を見て,挨拶を言う(「ありがとうございました。」) | 
| 関連する教材や情報 | ・パワーポイント(マイクロソフト社)で作成し,タッチパネルディスプレイに表示して使用した(iPad(Apple社)で作成し,使用することも可能)。 ・効果的なひな型ができると,他のやりとり活動にも応用することが可能。 ・音声での読み上げを組み込んでおくと,発語のない他障害種の児童にも応用が可能。 ・児童の実態を把握し教師の直接的支援がなくても児童自身で動けるように,ABC分析や場の構造化を考慮して作成した。 | 
| こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
| 書籍ページ番号 |