教材名
対象 |
・絵や写真で提示されたスケジュールを見て,一日の流れを理解することができる児童 ・言葉だけでのやりとりでは,発信・理解共に十分ではない児童 ・遊びたいことが,次々と移り変わる児童 ・紙をひらひらさせるような,感覚的な遊びを好む児童 ・小学部 |
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障害種別 | 知的障害教育 自閉症教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 日常生活の指導 教具・補助具 |
ねらい |
・昼休みに行く場所を,自分で決めて,一つ選ぶことができるようになる。 ・選んだ場所での活動を楽しみやり通すことができるようになる。 ・満足し,落ち着いて次の活動へ移ることができるようになる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・厚紙やラミネート紙ではなく,厚みと硬さが適度にある木を教材にした。 そうすることで, ①ひらひらさせる感覚遊びが少なくなるようにした ②昼休みの枠に活動が一つしか入らないようにし,選択を変えたり遊んだりすることがないようにした ③視覚と,入れたときのぴったりする触感覚で,スケジュールを決めることが楽しめるようにした ・本児が好む活動を選択肢に取り上げた。 ・自分で活動を選択させることで,児童の意志を反映する機会を設けた。 |
期待される効果及び成果 |
・木片に貼られた写真を見て,一つ選び,空いた枠にはめることができた。 ・昼休みには,選んだ場所だけで遊び,次の活動にスムーズに移ることができた。 |
使い方 |
午前中の,個別の学習時間に行った。 1.何ができるか,やりとりをする ・活動場所の写真が貼られた木片を見ながら,教師が遊びの内容を伝える。 また,その場所で本児がやりたい遊びを話す(単語)。 2.木片を枠にはめる ・本児が,好きな活動場所の写真が貼られた木片を一つ選ぶ。 3.スケジュールを確認する ・教師と指さしをしながら,一緒に読む(1~2単語文)。 |
関連する教材や情報 |
・基本的には,スケジュールの確認学習の一端であるが,活動の好みを把握した上での活動選択をとりいれることで,「自己決定」「決めたことと自分の気持ちに折り合いをつけてやり遂げる」ことの学習機会にもなった。 ・遊びの選択の場面では,教師とやりとりをすることで,単なる選択行動ではなく,昨日の遊び,今日の他のスケジュール,どんな風に遊ぶか,などについて教師が言葉で聞かせるやりとり(学習)の機会にもなった。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |