教材名

運動会プログラム(動く矢印)  自作
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対象 幼稚園や保育園、小学校、中学校、特別支援学校(幼稚部・小学部・中学部・高等部)等
(学校種や障害種を問わない)
障害種別 知的障害教育 自閉症教育 発達障害 
単元・活用場面 特別活動 教具・補助具 
ねらい 1.教師から指示されて動くのではなく、自分の目で見て、頭で判断して、自発的に行動できるようにする。
2.動く矢印によって自分の出番に気づいた子が、気づいていない子に教え合うルールにすることによって、子ども同士の学び合いの学習を引き出すようにする。
3.「次は何かな?」という、さりげない間接的な援助によって、子どもの方から注意を向けることができるようにする。
4.自分で自分の行動をモニターすることができるようにする(セルフモニターの力)。
障害特性に対する配慮点 1.いつも教師が子どもに指示をしていると、子どもは教師の指示がないと動けなくなってしまう。教師による直接的な指示を減らして、子どもの方から気づけるように配慮することで自発的な行動を引き出すようにする。
2.気づいた子が気づいていない子に教え合うルールを設定することで、子ども同士の関係性を拡げるようにする。
3.注意集中が苦手な子どもは、遠くのプログラム(写真左)を確認することは難しい。このような子どもには座席近くでも確認できるように、座席あるいは手元に小さなプログラムも用意する(写真右)。
期待される効果及び成果 見通しが持てることで安心して活動に参加することができる。自発的行動を引き出すことができる。
使い方 【大きな全体プログラム】
①ベニヤ板などを活用して、できるだけ大きくて見やすい文字にする。
②年少、年中、年長の色分け、学年ごとの色分けをする。
③必要に応じて種目内容がパッと分かるような絵を挿入する。
④一種目終わる毎に係りが赤い矢印を動かす。
⑤午前の部の終了は、昼食のおにぎりの絵で示す。
【座席の小さなプログラム】
②③④⑤は全体プログラムと同様。自分の出番を赤で囲んで強調したり、マジックテープを活用して赤い矢印を自分で動かせるように工夫する。
※全体の中の「今」を明示してあげること、ゴールをくっきりと示してあげることによって、ども子も安心して運動会に参加することができる。また、子どもの雄姿をカメラに撮影したい家族にとっても非常に助かるユニバーサルな教材である。
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書籍ページ番号
  • 情報提供者 附属大塚特別支援学校
  • キーワード 見通し 安心感 自発的行動
  • 作成日時 2014-10-14 10:42:15
  • 更新日時 2022-01-26 15:47:24