教材名
対象 | 知的障害のある小学部・中学部・高等部の児童生徒(言葉を話すことが難しい児童生徒・発音に困難がある児童生徒) |
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障害種別 | 知的障害教育 |
単元・活用場面 | 国語 算数,数学 自立活動 教具・補助具 |
ねらい |
1.言葉を話すことが難しい児童生徒が日直などで司会を行い、クラス・集団の一員として活動に参加する。 2.二択以上の選択肢を出し自分が言いたいこと・伝えたいことを選択する。 3.音声を聞いて正しい発音で話す練習をする。 |
障害特性に対する配慮点 |
1.ペンの操作について:細かい操作が難しい場合はカードのサイズを大きくし、ペンが対応する範囲を広げる。また、注目して欲しいところ絞りたいい場合は、カードのサイズを小さくしたりマークなどを押したら機能したりするようにする。ペンを押しやすいようにカードを机の高さを変えたり斜面台を使用したりする。 2.音声について:聞き取りやすいように音声アプリを使用したり、なじみやすいように先生や友達の声で録音したりする。 |
期待される効果及び成果 |
【成果】Aくんの事例 〈中1 6月〉音声ペンがどんなものか理解ができていない。ペンを握れない。離席が多い。 〈中1 2月〉教員と一緒に取り組めるようになった。操作の仕方がわかってきた。みんなの様子を見れるようになってきた。 〈中2 6月〉「日直」ということがわかってきた。自分からペンを握るようになってきた。着席の時間が増えた。 〈中3 6月〉自分から着席し、取り組むようになった。呼名した友だちを見るようになった。自分からページをめくった。 |
使い方 |
(朝の会) 1.あいさつ:起立・着席の合図も行う。友だちが動いたのを確認してから次の操作を行うようにする。 2.出席確認:呼名した友だちを見るように促す。生徒の力に応じて1枚一人のカードや1枚複数人で選択して押せるカードを作成してもよい。 3.今日の予定:予定ボードのカードを音声ペン対応にしてもよい。 4.先生から:先生を指名したり話をする先生を見るようにする。 5.あいさつ:起立・着席の合図も行う。友だちが動いたのを確認してから次の操作を行うようにする。 |
関連する教材や情報 |
音声ペン(G-Talk:グリットマーク社)対応の教材を作ることで様々な学習に活かせることができる。 自分が作った作品(掲示物)などにがんばったところや工夫したところなどを音声で吹き込み、紹介カードを作り「おしゃべり掲示物」を作る。 視覚シンボル集「ドロップス」を使用 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |