教材名
対象 |
・感触を楽しむ(口元に当てたり,頬の辺りで転がしたりして遊ぶ)ために,木やプラスチック製の玩具(表面がツルツルした材質)を,自発的に手に取る事ができる幼児 ・様々な質感の物を,指先を使ってなでたりたたいたりしながら,質感の違いに気付いたり確かめたりするようになってきた幼児 ・課題に集中する時間は短いが,教師の言葉掛けによって,続けて取り組む姿がみられる幼児 ・幼稚部 ・小学部 |
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障害種別 | 知的障害教育 自閉症教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 就学前教育 |
ねらい |
・指先を使って,穴の開いたケースの中に,筒を入れることができる。 ・①筒がケースの中に入る,②手元の筒がなくなる,の2点から,課題の終わりが分かり,一人で取り組むことができる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・ケースに入れる筒の個数が分かりやすいように,利き手側に筒を縦に3個配列した。 ・筒を口元に運んで感触を楽しまずに,スムーズに穴の開いたケースの中に入れることができるように,ぼこぼこしている段ボール紙を筒に巻き,筒を手に取った時点で感触を楽しめるようにした。 ・手に取った物に興味をもつことができるように,重さが異なるなる玉や音の鳴る玉を使った課題も用意した。 |
期待される効果及び成果 | ・一列に並べた筒を,教師からの言葉掛けがなくても,一人でケースの中に入れ終え,棚に片付けられるようになった。 |
使い方 |
1.一列に並んだ三つの筒を,ケースの中に入れる。 2.三つ入れ終わったら,課題が入ったかごを,向きを合わせて棚に片付ける。 |
関連する教材や情報 |
・幼児の好む感覚特性に合わせて,道具の工夫(触覚,質感,音など)をすることで,課題の目的(入れる)ことを意識し,感覚遊びに夢中にならず,最後までやり遂げることができる。 ・ケース,穴,入れる物を変更することで,いろいろな認知面や手指操作の指導を行うことができる(例:大きさ,色,形,穴の向きなど)。 ・型はめ(パズル)や円柱差しなどにも,入れる,マッチングするといった共通の学習内容が含まれるが,プットイン課題にすることで,課題の目的や課題の終わりが幼児に伝わりやすく,取組もスムーズになる。 ・学習のねらいや道具の工夫(大きさ,見えやすさなど)を工夫すれば,他の障害種や他の年齢でも利用することができる。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |