教材名
対象 |
肢体不自由児、視知覚認知に課題がある、「10までの数」の数概念で集合数としてとらえることがむずかしい児童生徒。 (小学部) |
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障害種別 | 肢体不自由教育 |
単元・活用場面 | 算数,数学 |
ねらい | 「10までの数」の数概念、集合数としての概念の形成 |
障害特性に対する配慮点 |
・小さな数のまとまり(チャンク)を作り、それを結び合わせながら、大きな数を認知できるようにしていく。繰り返し練習し、習熟させる。 ・具体物操作や言語化を通してイメージを作っている。 ・作業手順を明確化、順序化する。 |
期待される効果及び成果 | 他教科でも活用できる。特に作業スピードが遅い、解答に時間がかかる児童生徒に解答までの時間意識、要点に集中して適切に答える学習訓練となる。ゲーム感覚で友達と競い合ううちに素早く適切に答える力が付く。カードの作り方は、一目で何を答えれば良いか分かるように配慮する。ドリルと同様に、既習の内容を繰り返し扱い、定着を図る。 |
使い方 |
①厚紙にプリントしたガード或いはプレゼンテーションソフトで1枚ずつのカードが順に表示できるものを用意する。 ②タイマーを1分間にセットする。スタートと同時に、教師が1枚ずつカードを提示し、児童は瞬時に星(或いはドット等)の数を答える。答えるまで待ち、正解なら次のカードを提示し、不正解なら正解を答えるまで提示し続ける。パスはできない。 ③1分間の間に答えることが出来たカードの枚数で評価する。友達と競争したり、目標を目指して挑戦したり、自分の記録を比べ習熟を確かめたりしていく。 ④カードの枚数を決め、全部答えるまでの時間を計測して、進める方法もある。 |
関連する教材や情報 |
このフラッシュカードによる学習は、集合数の学習の他、順序数、数直線、お金、時計、大小、長短、図形、計算など様々な算数科の学習に活用できる。 また、国語科の漢字の読みの学習にも活用できる。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |