教材名
対象 | 知的障害のある幼稚部・小学部・中学部・高等部の幼児児童生徒(発達年齢2歳前後) |
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障害種別 | 知的障害教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 |
ねらい |
①重い軽いの違いや概念を理解する。 ②大きさのが違う球を使いうことによって、「重い軽い」といった概念は、絶対的な物ではなく、相対的な概念であることを知る。 |
障害特性に対する配慮点 | 重い玉は、ステンレス球であり、軽い玉はウレタンの球で、その重さの差が大きければ大きいほど、「重い軽いの」違いが理解しやすい。 |
期待される効果及び成果 | 「重い軽い」の概念の学習は、言葉の学習の基本である「同じものあつまめ」や透明を筒に球を入れて積み重ねることにより、「1・2・3」といった数をかぞえる学習へもつながる。 |
使い方 |
1.透明筒の種類は,1〜5種類くらい用意する。写真は3種類,ゴルフボール(直径42.5mm)ゴム球中(直径30mm)ゴム球小(直径21mm)。 2.球は,ステンレス球大(直径41.5mm)スポンジのゴルフ練習ボール(直径42mm),ステンレス球中(直径30mm)ゴム球中(直径30mm),木球(直径30mm),ステンレス球小(直径21mm)ゴム球小(直径21mm)木球(直径30mm)等がある。 3.はじめの提示は,子どもの手の大きさに合わせて行うが,5個くらいの筒からおこなうと良い。 4.球を入れるときにまず、指導者が「重い球」「軽い球」など声掛けをし、見本を見せる。次に子どもと一緒に「大きい球、ちいさいね」などど言葉掛けをしながら、いれてもらう。その時に、「おおきい」「ちいさい」などの文字カードを提示するのもよい。 |
関連する教材や情報 |
○球を筒に入れるまえに,もっと大きな口径の缶や入れもの等に入れる練習をするとよい。 ○透明筒の教材は,「重い軽い」などの学習の他に,色の学習,数の学習に応用できる。 ○透明筒の素材は,主にポリカーボネイト,アクリル,塩化ビニール等である。中でもポリカーボネイトは,安価で,曲げても割れにくい丈夫な素材である。 |
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