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お互いをHAPPYにしてくれる言葉、あっぱれカード  自作
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対象 幼稚園や保育所、小中学校の通常学級、情緒障害学級や特別支援学級、特別支援学校(幼稚部・小学部・中学部・高等部)等に在籍または通級している子ども
障害種別 知的障害教育 
単元・活用場面 日常生活の指導 就学前教育 教具・補助具 
ねらい ①お互いのプラスの部分に目を向けさせる。                   
②自尊感情と他者感情を高める。
③マイナスの言葉をプラスに置き換える(リフレーミング)ことを学ぶ。
④クラス集団の関係性を良くする。         
障害特性に対する配慮点 通常学級の発達障害の子どもの中には、自尊感情と他者感情が低い子どもが多い。失敗体験の蓄積の中で、マイナスの言葉を数多く浴びせられてきたからである。この悪循環を脱するには、クラス集団に互いのプラスの部分に着目させることが重要である。本教材は、教師が意図的に子ども同士のプラス部分に着目させることによって、クラス集団の関係性を良くすることをねらっている。
期待される効果及び成果 帰りの会が反省会になると、子ども達は互いのマイナス部分に着目するようになってしまう。友だちから言われてうれしかったことを発表させ、その場で書いて掲示する。互いをHAPPYにしてくれる言葉で教室が満たされることによって自尊感情と他者感情を高める効果が期待できる。
使い方 ①クラスの子どもの実態を把握する(いつ、どんな時、どのようなマイナスの言葉が出現したか)。
②帰りの会で「今日一日、友だちから言われてうれしかったこと、やってもらってハッピィになったこと」を子どもの言葉から拾いあげる。
③その場で、木の葉っぱに見立てた紙に言葉を記入する。あっぱれカードも併せて活用するとさらに効果的である。
④その言動が、なぜ素晴らしいのかを分かりやすく説明するとともに笑顔で賞賛する。
⑤不適切な言動があった場合には、その子だけを残し個別にカウンセリングを行う。
⑥保護者会で教室のエピソードを報告する。家庭でのエピソードについても報告してもらう。      
関連する教材や情報 気持ちの温度計、リフレーミング、リラグゼーション
【参考文献】
安部博志著(2010)発達障害の子どもの指導で悩む先生へのメッセージ;結い廻る(つながっていきましょ!).
明治図書.安部博志著(2013)発達に遅れや偏りがある子どもの本当の気持ち.学事出版.
こんな児童生徒にも役に立つ教材です
書籍ページ番号
  • 情報提供者 安部博志(附属大塚特別支援学校)
  • キーワード 自尊感情 他者感情 リフレーミング
  • 作成日時 2015-07-30 14:45:31
  • 更新日時 2022-01-26 16:23:31