教材名
対象 | 知的障害のある幼稚部・小学部・中学部・高等部の幼児児童生徒(リーダーの役割を担うことや自己表現の拡充に課題のある子どもを対象とした。授業では小学部1〜6年生の児童が活用した。) |
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障害種別 | 知的障害教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 |
ねらい |
○物語を聞いたり、友達の動きを見て、人形や天気カードを操作する。 ○場面に応じた道具(傘)やカード(制服やハンカチ、コート)を選ぶ。 ○友達と歌うことや一列になって歩く活動を楽しむ。 |
障害特性に対する配慮点 | 天気や季節に応じた衣服の調節や、持ち物の管理、身だしなみ等、子ども達が日常生活で気をつけることを内容やツールにしている。参加する子どもを模した人形カードにより愛着が湧きやすいようにした。表裏にひっくり返したり、人形の上に置いたりと簡単な操作で取りくめるようにした。 |
期待される効果及び成果 | それぞれの役割を意識し、友達の動きを手がかりに操作しようとすることが期待される。また、キャラクターが変わり、画面が変化することで次の見通しをもって主体的に活動しようとすることが期待される。成果として、自分の人形カードを自らパネルに貼ったり、人形に話しかけたりとコミュニケーション面の促進が見られた。 |
使い方 |
1.人形カード、天気カード(進行役)の役割を決める。 2.お話を聞いて、カードを操作する。 「おはよう!朝だよ!着替えよう!」・・・人形カードの上に服カードを置く。(曲:『おはよう』、作詞:新沢としひこ、作曲:中川ひろたか) 「おひさま、ギラギラ、暑いよう」・・・ハンカチカードで顔を拭く動きをする。 「北風、ピューピュー、寒いよう」・・・人形カードの上にコートカードを置く。(曲:『北風小僧の寒太郎』、作詞:井出隆夫、作曲:福田和禾子) 「大変!雨が降ってきた!」・・・人形カードの上にビッグ傘カードを置く。ミニチュア傘を持ち、一列になり円を描くように歩く。(曲:『あめふり』、作詞:北原白秋、作曲:中山晋平) |
関連する教材や情報 |
台は、パネルボードを使用した。 登場物が変わる合間にも、STに即興で演奏してもらった。 ミニチュア傘 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |