教材名
対象 | 知的障害のある幼稚部・小学部・中学部・高等部の幼児児童生徒(活動の見通しを持つことが難しく、情緒的に不安定になったり、教員への確認行動の多い生徒。特に自閉スペクトラム障害の生徒が活用した) |
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障害種別 | 知的障害教育 |
単元・活用場面 | 日常生活の指導 作業学習 教具・補助具 |
ねらい |
○活動の流れを確認し、気持ちの調整を行う。 ◎自ら活動に参加したり、移動したりする。 ○教材・教具の準備を行う。 ○自分が行った活動を振り返る。 (生徒に応じて) ○他生徒の会話のツールとして活用する。 |
障害特性に対する配慮点 | 生徒の実態に応じ、イラスト付きや文字のみのカードを作成する。また、各生徒の理解に合わせ、活動の単位を変えて作成する(ex. 「きがえ」だけの生徒もいれば、「服を脱ぐ」「ハンガーにかける」等細かい課題での提示を行うことが必要な生徒もいる)。最初は教員がカードを指し、活動を行ってからカードを「おわり」に動かすよう促し、活動とカードが対応するよう支援を行う。さらに、持ち運びができるよう取っ手をつけるなど、生徒が自ら活用できるように工夫を行う。 |
期待される効果及び成果 | 移動教室や活動の切り替わりがあるたびに、混乱したり泣いたりする姿を見せていた生徒が、登校時に自分から流れを確認し、活動に合わせてカードを動かしながら、混乱なく活動に参加できるようになった。 |
使い方 |
①スケジュールを見て、活動の流れを確認する。 ②一番上のカードを指さす。 ③活動(教室移動・準備・着席)を行う。 ④活動後にカードを右の「おわり」ゾーンに移動する。 ⑤次に一番上にあるカードを指さす。 (③④を繰り返す) ⑥すべてのカードがなくなったら、帰る(活動を終了する)。 |
関連する教材や情報 |
カードのイラストは、ドロップレット・プロジェクトの 視覚支援シンボル集「ドロップス」を使用した。 (http://droplet.ddo.jp/) また、カード作成に関しては、「ワード DE ドロップス」「エクセル DE ドロップス」を活用した。(http://www.geocities.jp/jalpsjp/drops/wordedrops.html) カードはマジックテープでつけ外しができるようになっている。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |