教材名
対象 |
中学生・高校生 中学部・高等部 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 国語 |
ねらい |
古典に親しむ。 作者の四季に対するものの見方に触れ、自分が感じる四季の趣と比べ、豊かなことばを育てる。 |
障害特性に対する配慮点 |
古くから親しまれており、視覚による情景描写も含まれる文章である。 色彩を表す語を削除・修正して扱うことのできない教材である。 |
期待される効果及び成果 | 自身の感じ方によって、季節感をことばで表すことができる。 |
使い方 |
「やうやう白くなりゆく山ぎは」「紫だちたる雲」「霜のいと白き」等、色彩を表す語が用いられているが、色を表現した語は、抽象的な概念を表す語ととらえる。ここでは、春の明け方の空の様子や、降りてまもないの霜の様子を表す語として扱う。(色を抽象的な概念としてとらえた語の例に、「真っ赤なうそ」「ブラック企業」等があるが、これらと同様である。) 実物を体験させることが国語の学習の目的ではないので、色を直接体験することのない生徒もおり、色覚は個々別々のものであることを認識した上で、それらが文学教材の鑑賞の妨げになるものではないことを踏まえて指導する。 |
関連する教材や情報 |
【参考】 『視力0.06の世界 見えにくさのある眼で見るということ』(小林一弘著) 視覚に障害があり国語科の教師であった著者による書籍。色彩を表す語を授業で扱った際のことも書かれている。 |
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書籍ページ番号 |