教材名
対象 |
高等部普通科1年 (点字使用者・墨字使用者混成のクラスに一斉指導) 高等部 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 音楽 |
ねらい |
◎譜読み(リズム譜)に習熟させる。 ◎拍の保持と共有を意識させる。 ◯楽曲の展開とそれに応じた表現について考察させる。 |
障害特性に対する配慮点 | 主要な教材となるリズムパターン楽譜は、情報量を絞り、さらに点字では集合音符、墨字では連桁の使用により、拍点を明確化している。楽譜から拍節構造などを捉えることに困難を伴う視覚障害のある生徒にとっても、比較的容易に読み解くことができ、楽曲の構成や展開についての考察を行いやすい。 |
期待される効果及び成果 | 生徒自身の力による譜読みを促し、アンサンブルにおいては、拍の保持や共有の意識を向上させて、表現に結び付けることを期待できる。 |
使い方 |
使い方はいろいろ考えられるが、 (1)3つあるリズムパターンのうち、1つについて授業者が説明しながら読み解く。楽譜中全ての音符を演奏するのは困難なため、アクセント(>)の付いている音符のみを取り出してみる。 (2)残りの2つのリズムパターンは、(1)の手順を参考にしながら、生徒自身の力で読み解かせる。 (3)練習番号Aまでを合奏してみる。さらに、練習番号B以降の展開を予測させる。展開にふさわしい表現を考えさせ、演奏に反映させる。 例えばこのような方法が、生徒への投げかけが多く、興味を持って取り組める様子である。 |
関連する教材や情報 |
オリジナル作成者:福澤達郎(作曲家) "Takecak"(タケチャック)は、竹とケチャック(ケチャ。インドネシア・バリ島の民俗芸能)を組み合わせた、作曲者による造語。ケチャックのリズムパターンを基にし、竹製の打楽器を用いて演奏される、リズムアンサンブルの楽曲である。 問い合わせ先:附属視覚特別支援学校音楽科 |
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