教材名

被子植物の重複受精  自作
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対象 高等部普通科3年生 
障害種別 聴覚障害教育 
単元・活用場面 理科 
ねらい  被子植物の重複受精は、難解な語句や覚えるべき語句が多く、また、受精のしかたも複雑である。中学までにある程度学習はしているが、高等学校以上では、さらに減数分裂や染色体数も関連付けて考える必要がある。これらの理解、定着をはかるために、被子植物の重複受精のようすを3人の男子と8人の女子と出会う場面に置き換えて、何と何が対応しているのかを考えさせる。
障害特性に対する配慮点 3人の男子(花粉管核、精細胞、精細胞)が道(花粉管)を歩いて、と8人の女子(卵細胞、極核、極核、助細胞、助細胞、反足細胞、反足細胞、反足細胞)が待つ部屋(胚のう)出会うようすを、マンガにし、細部の名称だけでなく、それぞれの位置関係や受精が起こる順番が一目でわかるようにしている。
期待される効果及び成果 被子植物の細部の名称、生殖のしくみについての理解、マンガを用いることによる学習意欲の向上。
使い方 まず、ワークシート(第2章 生殖と発生)を用いて、被子植物の生殖器官の名称と、重複受精が起こるようすについて、基本事項を説明し、重要語句を生徒が記入する。
使用方法:ワークシートは、穴埋め形式になっており、ワークシートと同じ内容をスクリーンと液晶テレビに投影する。ワークシートの空欄には、あらかじめ重要語句や必要事項を描きこんだ図が入っているので、教員がそれを表示、生徒が書写する。

次に、被子植物の重複受精を3人の男子と8人の女子の出会いにたとえたマンガを提示し、重複受精が起こるようすを再確認、人や場所、ものがそれぞれ被子植物の何に対応しているのかを考えさせる。
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書籍ページ番号
  • 情報提供者 長島 素子(附属聴覚特別支援学校)
  • キーワード 生殖と発生 重複受精 マンガ デジタル教材
  • 作成日時 2015-07-31 18:45:21
  • 更新日時 2022-02-16 10:22:07