教材名
対象 | 聴覚障害をもつ中学部生徒 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 |
単元・活用場面 | 算数,数学 |
ねらい |
・身近な題材を用いた動画を見ること、また生徒が自ら作成することで、速さ、時間、距離の関係を視覚的、体験学習的に学び、「速さ」とはどのような数量かを理解するための手助けとする。 ・動画提示により、円周角を明確にイメージできるようにする。また、円周角と中心角の位置関係を明確にする。 |
障害特性に対する配慮点 |
・身近な題材を動画にすることで、視覚的なわかりやすさ、イメージのしやすさに配慮している。 ・視覚的に具体的な形で確認することができる。 |
期待される効果及び成果 |
・速さという数量について、具体物から抽象化する過程の手助け。 ・繰り返し再現することができる。試行の確実性と作業時間の短縮が期待できる。 |
使い方 |
<作成上の配慮> ・時間、距離を視覚的にわかるように映像を加工する。生徒が自作する際は3人1組として、ボール等を投擲する際に危険が無いように注意する。 ・デジカメを固定し全体は動かさないようにする。徐々に動かして撮影し動画編集ソフトで作成。時系列による差異が明確に見えるようにする。 <使い方> ・まず身近な題材(今回はキャッチボール、電車の通過)の動画を見せ、動画の中で速さは何を表しているか確認する。その後、自分たちで例にならった動画を作成する。距離を測ってからボール等を投擲して、動画を撮影し、リプレイなどを利用して時間をできるだけ正確に測ったのち、計算によって速さを求めて発表する。(××くんの投げた〇〇の速さは、時速**kmでした。のように) ・課題文「点A,Bをそれぞれ通り、つねに30°の角度で交わる2つの直線がある。その交点の軌跡はどのような図形になるか」→どのような状況なのかを黒板で交点をいくつか試行させる。結果を予想させた上で動画を提示し、徐々に交点が円を描くように動いている様子を確認させる。 |
関連する教材や情報 | ・比例や反比例、1次関数等の関数のグラフが、点の集合であることを示す教材、点対称の特徴を視覚的に理解する教材など |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |