教材名
対象 | 幼稚部の幼児 |
---|---|
障害種別 | 聴覚障害教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 その他 |
ねらい |
・身近な人とのやりとりを楽しむ。主体的に活動したり関わったりするようになる。 ・物事に対する見方が育ち、理解が深まる。やりとりを通して思考力が育つ。 ・語彙や文型が身につき,言葉の力が育まれる |
障害特性に対する配慮点 |
・絵をもとに話している内容がわかる。 ・時間が経過しても,振り返り思い出して話ができる。 ・経験したことや思ったことを整理して絵や言葉に表すことができる。 |
期待される効果及び成果 | ・生活や遊びの中での経験を主な題材として、母親や教師などの身近な人とのやりとりを通して体験やイメージ、気持ちを共有しながら、物事の理解を深め言葉の定着を図ることができる。 |
使い方 |
<母子で話をして,母親が絵や文をかく。> ・特別な行事やできごとばかりを題材にするのではなく,日々の生活の身近な経験の中で子どもが興味をもったことや印象深く感じたことを題材の中心とする。 ・実際の場面での経験ややりとりを丁寧に扱い,子どもが感じたことを認め一緒に楽しんだり,子どもの心に残るようにその場で深く話をしたりする。 ・印象に残ったことが一目でわかるように描いたり,事柄の経過が意識できるように描いたりするなど,子どもの発達に応じて絵の描き方を工夫する。 ・写真,パンフレット,チケット,ちらしなどを貼ったり,子どもが操作して動きを楽しめるようにしたりするなど,興味をもって取り組めるようにする。 ・子どもの思いや年齢に合った言葉を使って,話をしたり文を書いたりする。子どもの話し言葉や思考の発達に合わせて,文型や構成を考えて文を書く。 <学校でも絵日記をもとに教師や友だちと話をする。> ・絵日記をもとに経験したことを思い出しやりとりをしたり,書いてあることについて尋ねたりしながら,内容の理解や言葉の定着などを確かめる。 ・学級で友だちと話し合う場面などで言葉だけでは伝わりにくいときに,話している内容が視覚的にわかって話題が共有できるように絵日記を見ながら話をする。 |
関連する教材や情報 | 筑波大学附属聾学校紀要第10巻「ことばを育てる指導-絵日記を使って-」 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |