教材名
対象 |
・小学部高学年 ・(障害程度;低・中・高)一対一の風船バレーの導入期の児童 ・(障害程度;低)風船をよく見て,打つ気持ちが育ってきているが,強く打ち返すことが難しい児童 ・(障害程度;中・高)風船の動きに合わせて,前後左右に動いて体の正面で打ち返すことが難しい児童 |
---|---|
障害種別 | 知的障害教育 自閉症教育 |
単元・活用場面 | 体育,保健体育 |
ねらい |
・(低)自分の打ちやすい位置で風船を強く打つ。 ・(中・高)風船の動きに合わせて前後左右に動き,正面で風船を打つ。 |
障害特性に対する配慮点 |
・風船の色と大きさを,児童が見やすいものにした(赤色,直径30センチ程度)。 ・風船をつるすひもの長さを,児童が強く打ったときに,風船が大きく揺れるぐらいの長さにして,ねらいを達成できたことが児童に分かるようにした。 ・児童の動きに合わせやすいよう,風船をつるす棒を,教師が片手で持って動かしやすい重さにした。 |
期待される効果及び成果 |
教材を使って練習した直後,教師と風船バレーを行ったところ, ・(低)回を重ねる毎に,風船を強く打つことができるようになった。 ・(中・高)風船の動きに合わせて,左右や前に動いて,打つことができるようになってきた。 →自分の打ちやすい位置がつかめるようになったのではないか。 |
使い方 |
Step1 ・(低)児童の正面で打ちやすい高さに風船をつるす。 ・(中・高)左右の動きを中心に風船を動かし,動いて打つことに慣れてきたら前後にも動かすようにする。 注1)左右の動き;児童の利き手側に大きく動くようにする。 注2)前後の動き;前に動くことを中心に行う。 Step2 ・(低・中・高)5回打って練習した後,教師と一対一で風船バレーを行う。 |
関連する教材や情報 |
・障害程度とは,「理解力や身体の動きの困難さの程度」とした。 ・制作材料(長さ1メートル程度で教師が握りやすい太さの塩ビ管,ひも,風船。 ・サッカーの指導(ボールを蹴る導入)にも使用可能。 ・バドミントンのシャトルを打つ練習の導入にも使用可能。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |