教材名

絵で見る代名詞カード  自作
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対象 肢体不自由児
入門期指導を行う学年(中1など)
代名詞の理解に難しさのある生徒など
(中学部)
障害種別 肢体不自由教育 
単元・活用場面 外国語 
ねらい 名詞の状態(単数、複数、態)によって変わる代名詞に混乱するため、どの代名詞が文章にあってるかわからなくなる生徒に対し、代名詞を使って身の回りの人や物を表現できるようになる。
障害特性に対する配慮点 生徒の障害特性に合わせて、経験不足から難しさもあるため、一度に代名詞を全部示すのではなく、まず、1、2人称のIとYouを示し、完全に使いこなせるようになってから、HeとSheを教える。その後、Itを理解して、単数が完全に使いこなせるようになってから、Theyを導入していく。特に単複同型(you)、単数と複数形の違う(they)などは、難しい概念であり実際に経験したことがないため、しっかり体験させたい。導入の際は、それぞれの場面を対比して具体的に示すことで、生徒も理解しやすくなる。
(I⇔You He⇔She It⇔They)
期待される効果及び成果 ・生徒は目の前でおこることを見て、自分の体を動かし、具体物や自分の筋肉の動きと、英語を結び付けることで、自分から発話したくなる。
・体験や経験が不足している生徒が、実際に体験しながら、日本語で文法や規則の説明がなくても、その場面状況と、英語の結びつきを自ら発見できる。   
使い方 ➀実際の場面の中で、代名詞を使った表現について、口頭によるやり取りをする。その中で、新しい語、文型、文法項目を導入し練習する(特に3人称を教える際は、教師やALTの目線に注意し、2人称と区別しやすくさせる必要がある)。
②実際に行われた場面内容を、上記のような絵で示し、口頭によるやり取りをする。
③文字を示し発音とつづりを教える。英文のリーディングを行う。
④ライティングをする。
基本的に 聞く→話す→読む→書く の順番を崩さずに教える。
最初は教師主導で発話してしっかり聞かせるようにするが、生徒がリピートできるようになってきたら、教師は発話をできるだけ減らし、教師が場面を示すだけで、生徒から主体的に発言させるようにさせた。授業内では代名詞を英語の感覚で理解することを目標とするため、日本語は使わず行う。そのほうが生徒のモチベーションもあがる。
関連する教材や情報 外国語初心者が簡単な絵の場面イメージから、母国語を介さずに文法事項のイメージを学ぶこの方法はGraded Direct Method(略称GDM)と呼ばれている。代名詞の表現場面を画用紙にマジックを使って書いていく際、以下の参考書籍を利用した。
「Through Pictures Book1」 I.A.Richards / Christine Gibson IBC PUBLISHING
こんな児童生徒にも役に立つ教材です
書籍ページ番号
  • 情報提供者 附属桐が丘特別支援学校
  • キーワード 英語 代名詞 脳性まひ 準ずる 下学年 痙直型 ワーキングメモリー
  • 作成日時 2015-08-06 10:14:33
  • 更新日時 2022-02-12 16:06:32