教材名
対象 |
手探りで物を入れたりはめたりすることはできるが、手元を見ることが少ない、「みわけ」弁別をねらいたい児童 (小学部、中学部、高等部、重度重複) |
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障害種別 | 知的障害教育 肢体不自由教育 重複障害教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 |
ねらい |
◎物を視覚的に見分け、弁別する力をつける。 〇手探りや感覚による弁別ではなく、物を「見分け」る力を育てる。 |
障害特性に対する配慮点 | いずれもポリエチレンの蓋をビー玉やタイルのサイズぴったり(もしくはやや小さめ)にくり抜き、入れるときに感覚的に負荷がかかるようにする。また、片方はケースの素材をびんにし、音声的なフィードバックも入れる。 |
期待される効果及び成果 | 穴にあわせて押し込む感覚を覚え、はじめは手探りで穴にはめようとするが、回を重ねるごとに手にビー玉もしくは、タイルをとった瞬間に穴を見て物にあわせて穴を選ぶようになった。これを経て型はめの指導に入る。 |
使い方 |
指導の経過の中では、児童の視線の向きに着目し、児童が見ることで課題を遂行できるよう促していく。 「押し込んで入らないから、もう一つの穴」という試行錯誤に終始させない。 目の前にびんとタッパーの両方を提示し、ビー玉、もしくはタイルは教員の手から一つずつ手渡す、もしくはトレーの上に一つずつ提示することがのぞましい。 |
関連する教材や情報 |
参考文献 宇佐川浩 (2007) 感覚と運動の高次化からみた子ども理解、学苑社. |
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書籍ページ番号 |