教材名

手でわかる電子配置  自作
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対象 高等部1年の準ずる教育課程で学習する生徒。
視知覚認知に困難があることで,複雑な図形を認識することに課題がある生徒。
上肢の操作性等に困難があり,細緻な図形描写が難しい生徒。
(高等部)
障害種別 肢体不自由教育 
単元・活用場面 理科 
ねらい ◎元素の周期律及び原子の電子配置と周期表の族や周期との関係について理解すること。
◯複雑な図形を認識するのが難しい生徒にとって,同心円状に軌道が描かれ,その内側から電子が入っていく電子配置のモデル図を認識するのは難しい。そこで,同心円軌道の溝を手で触れて確認するとともに,陽子(赤ビー玉)の増加と対応して内側から入っていく電子(黄ビー玉)を確認することができる。
障害特性に対する配慮点 ・視覚的な認知だけではなく,手の運動とあわせて情報を伝えることで,複雑な図形を認識し,電子配置の学習を補助することができる。
期待される効果及び成果 ・学習に操作が伴うことで,電子配置について理解することができ,大きめの図であれば,電子を記入することができるようになった。
使い方 原子の電子配置については,原子構造の簡単なモデルを用いて,原子番号20番までの代表的な典型元素を扱う。すると,N殻までの電子配置を考えなくてはならないが,基本的な同心円のモデルが理解できればよいことを考えると,M殻(18Ar)までの電子配置を扱うことができるようにした。同心円軌道には溝が掘ってあるので,教師が必要に応じて手に触れてK殻から順に同心円をなぞる。電子の入ることのできるところは,ビー玉を入れられるよう穴を掘ってあるので,これもあわせて確認できる。K殻から順に,ビー玉(赤)を陽子,ビー玉(黄)を電子に見立て,原子核と電子殻にそれらの粒子を入れる操作を通して,1H~18Arまでの電子配置を学ぶ。
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書籍ページ番号
  • 情報提供者 小山 信博(附属桐が丘特別支援学校)
  • キーワード 化学基礎 電子配置 準ずる 理科 下学年
  • 作成日時 2015-08-06 12:31:09
  • 更新日時 2022-02-11 10:53:22