教材名

電流と磁石による力の向き確認模型  自作
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対象 中学部2年の準ずる教育課程で学習する生徒。
視知覚認知に困難があることで,複雑な図形や空間の位置関係を認識することに課題がある生徒。
上肢の操作性等に困難があり,指による方向の確認が難しい生徒。
(中学部)
障害種別 肢体不自由教育 
単元・活用場面 理科 
ねらい ◎コイルを流れる電流による磁界と、磁石の磁界によって発生する、力の方向について理解すること。
◯模型と比較することで,教科書や,問題文などに出てくる複雑な図形を認識できるようにすること。
障害特性に対する配慮点 ・模型を大きくすることによって,電流の流れるコイルの位置で,磁界を示す模型やフレミングの左手の法則の模型などを使うことができる。空間把握が難しい生徒は,模型と比較することで,仕組みや図形を認識しやすくなる。
期待される効果及び成果 ・問題文等にある図の理解が進み,図と左手の法則の模型だけで,発生する力の向きを判断できるようになった。
使い方 空間把握が苦手な生徒にとって,立体図の把握は非常に困難をともなう。しかし,教科書などでは,電流による力の発生を立体図を用いて説明しており,その図を理解しないと考えられない。また,モーターの原理を学ぶためにはこの内容は避けて通れない部分でもある。力の発生自体は,電流による磁界と磁石の磁界によって発生する訳であるから,二つの磁石を使うことで比較的容易に理解させられる。しかし,電流によってコイルの周囲に発生する立体的な磁界の向きを捉え,さらに磁石の磁界を組み合わせることは健常の中学生にも難しい。そこで,大きな模型と,思考を補助する矢印や模型を使って,情報を整理するとともに,実際の空間を確認させることで,立体図のどの線が空間のどこを書き表しているのかなど,図を読み解くための基準になる点を作っていく。こうすることで,立体図の把握や思考の順序を整理していきやすくなる。
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書籍ページ番号
  • 情報提供者 附属桐が丘特別支援学校
  • キーワード フレミング 空間把握 理科 磁石 脳性まひ 磁力 方向
  • 作成日時 2015-08-06 15:23:34
  • 更新日時 2022-02-12 16:05:00