教材名
対象 |
①道具をもつことが難しい生徒 ②針を持って、細かな針作業ができない生徒 (中学部、高等部、重度重複) |
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障害種別 | 知的障害教育 肢体不自由教育 重複障害教育 |
単元・活用場面 | 家庭,技術・家庭 自立活動 教具・補助具 |
ねらい |
・布を用いた製作作業を通して、作業内容に興味を持ち、布の質感や材料が変化してくる様子を通して、作業に取り組む態度を培う。 ・色々な材料に触れ、質感の違いを感じたり、道具を使って、手に伝わる感触を楽しむ。 ・作業をする中で、できることを増やしたり、生活を豊かにする工夫を見つける。 |
障害特性に対する配慮点 | 複雑な手の動かし方を必要とせず、簡単な動作を繰り返すことで完成する。動作の繰り返しやそれに伴う振動によって、作業している実感が得られる。 |
期待される効果及び成果 |
道具から伝わる感触を得ながら、目の前の材料の変化を感じる。 道具の持ち方にこだわりが出て、本人の好みと異なる持たせ方をすると、自分で持ち替えようとする行動が現れた。 |
使い方 |
●5本の針が束ねられたフェルトパンチャーを用いて、土台布にアップリケの繊維を食い込ませ固定する。 1靴磨きブラシのような受け台に、アップリケを付けたい布を置く。さらに、その上にアップリケを乗せる。 2,アップリケにフェルトパンチャーを押し当てる。これを繰り返す。(針の周りには、透明の安全カバーがついており、押し付けた時に針だけがアップリケと布を貫通する。これを繰り返すことで、アップリケの繊維がつけたい布に入り込み、固定される。) |
関連する教材や情報 |
●扱う生地は、不織布や毛羽立ったもののほうがしっかりと固定される。 ●アップリケを付けるだけでなく、フェルトやフリースの手提げも作ることが可能。縫う代わりにフェルトパンチャーで2枚を接着することができる。 ●針は比較的折れやすいので、押し付ける時の角度に注意する。斜めの状態で押しつけると針が折れる。また、折れた針は土台のブラシ状の中に紛れてしまうので、事前に針の状態(本数)を把握して使用する。 ●クロバー社製 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |