教材名

眼球の膜構造(解剖学教材)  自作
英語版はこちら
※画像にマウスオーバーすると、画像の説明をお読みいただけます。

  • 教材はアルバムのような形にしてあります。眼球が3層構造のため、3枚からなります。

    教材画像


    画像の下から1枚目(線維膜)、2枚目(血管膜)、3枚目(網膜)

    教材画像


    血管膜を平面化したもの。中心部から虹彩、毛様体、脈絡膜が位置しています。

    教材画像


    血管膜のページの裏側。毛様体を後ろから見たもの。中心部から水晶体、毛様体小体、毛様体が位置しています。

    教材画像


    水晶体と毛様体の間に毛様体小体が放射状に張り、水晶体の厚さの調節に関わります。

    教材画像


    網膜を平面化したもの。左側(耳側)に黄斑、右側(鼻側)に視神経円板を表現しています。

    教材画像

対象 視覚障害のある生徒(専攻科 理療科)
障害種別 視覚障害教育 
単元・活用場面 その他 理療 
ねらい ・眼球の膜構造を理解する。
・眼球の各部位の位置関係を理解する。
障害特性に対する配慮点 市販されている眼球の教材は立体のものが多く、全容を確認するにはとても良い。しかし、細かい部位を理解する際には境界が分かりにくいことと、色合いがハッキリしていないことから、視覚に障害があると難しい場合も多い。
この教材では立体の眼球をあえて平面化し、3層の膜をアルバムのようにめくることで、膜構造を理解できるように工夫した。また、各部位をデフォルメすることで、それぞれの位置関係を理解しやすいように工夫した。さらに、色合いや触り心地の違う素材を使用することで、弱視・全盲の生徒にも見て、触れて理解できる工夫をした。
期待される効果及び成果 市販の立体模型と併用することで、実際の形状とデフォルメされた形状のそれぞれの良い点を取りだして指導することができる。
それぞれの膜に何があるのかが理解できる。
使い方 ①この教材の上下を示し、左右どちらの眼球かを確認させる。
②それぞれのページに表現されている内容について、確認をする。
関連する教材や情報
こんな児童生徒にも役に立つ教材です
書籍ページ番号
  • 情報提供者 岸本 有紀(附属視覚特別支援学校)
  • キーワード 理療、眼球、触察
  • 作成日時 2017-09-04 12:06:50
  • 更新日時 2022-02-11 16:35:49