教材名
対象 | 視覚障害のある生徒(専攻科 理療科) |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | その他 理療 |
ねらい |
・受容器と中枢をつなぐ神経線維の本数、走行部位を理解する。 ・中枢神経の各部位の位置関係を理解する。 ・感覚、運動の種類による伝導路の走行の違いを理解する。 ・神経線維がどの部で左右交叉するかを理解する。 ・中枢神経の損傷により、障害される伝導路を理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
理療を勉強する上で多くの科目に関わり、しかも内容の理解に困難を感じる生徒が多い伝導路を、立体的な模型で表現した。 この教材では、中枢神経の各部位名、位置関係を理解してもらうため、パーツをすべて取り外し可能な構造にした。教材は手触りの違う素材・明暗のはっきりした色使いにしたため、弱視・全盲の生徒がともに見て、触れて、場所を理解できる工夫をした。また、教材には、神経線維の通る穴や管を作成し、そこにヒモ(神経線維)を通すことで数種類の伝導路をこの教材ひとつでそれぞれ説明できるようにした。教員がヒモを通しながら説明することもできるが、生徒自身がヒモを通し、能動的に伝導路の学習をすることも可能なため、生徒の復習の際にも活用することが可能である。 |
期待される効果及び成果 | それぞれの中枢神経の位置関係が理解できる。また、受容器と中枢をつなぐために何本の神経線維が必要かも再確認できる。さらに、生徒自身が興味をもち、能動的に活動することも可能なため、意欲の向上も期待できる。走行を理解した後は、中枢神経の損傷でどの伝導路が障害されるかもイメージすることが可能となる。 |
使い方 |
①模型を分解し、中枢神経の各部位の名称や位置関係を理解する。 ②教科書の内容を確認し、伝導路が中枢神経のどの部を通っているか、何本の神経線維を介しているか理解する。 ③神経線維に見立てたヒモを伝導路の走行に合わせて中枢神経の部に通す。 ④全体的にどのような走行をしているかを確認する。 ⑤中枢神経の損傷でどの部の走行が絶たれるかを確認し、どのような症状が起こるかを理解する。 【画像の説明】 1 大脳は前頭断、中脳・延髄・脊髄は水平断の切断面を提示した教材である。真ん中の芯を抜くと、それぞれのパーツに分けることができ、面に表示されている部位を確認をしたあとに写真のように組み立てることで、それぞれの位置関係を確認することも可能となる。 2 脊髄の一部を拡大した写真である。ところどころにトンネル状の部を設置してあるので、ヒモを通し、走行を確認することが可能となる。 3 脊髄の写真である。白質と灰白質は素材を変え、触り心地と色の違いでも部位を確認できるようにした。 4 中脳の写真である。赤核、黒質、内側毛帯など、素材をそれぞれ変え、触り心地と色の違いでも部位を確認できるようにした。 5 外側脊髄視床路(温痛覚の伝導路)の経路を示した写真である。3本のニューロンがどこでシナプスを形成し、どこで左右交叉をするかを実際にヒモを通しながら指導することが可能となる。全盲の生徒もヒモをたどって経路を確認することが可能である。 6 後索路(触圧覚の伝導路)の経路を示した写真である。3本のニューロンがどこでシナプスを形成し、どこで左右交叉をするかを実際にヒモを通しながら指導することが可能となる。全盲の生徒もヒモをたどって経路を確認することが可能である。 |
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