教材名
対象 | 視覚障害のある生徒(専攻科 理療科) |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | その他 理療 |
ねらい |
・胸郭・横隔膜・肺の位置関係を理解する。 ・横隔膜の形状の変化による胸腔内圧の変化を理解する。 ・胸腔内圧の変化による肺の形状の変化を理解する。 ・正常時・気胸時の肺の形状の変化を理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
視覚障害の有無や状態に関係なく、陰圧の仕組みを理解することに苦労する生徒は少なくない。しかし、横隔膜の形状の変化による胸腔内圧の変化や肺の形状の変化を一連の流れとして理解することは、生理学を学ぶ上で非常に重要である。 この教材ではペットボトルを胸郭、内部の風船を肺、下部の風船を横隔膜に見たて、横隔膜を下に引っ張る(筋が収縮した状態をつくる)ことで、内部の肺が膨らむ様子を観察できるようにした。ペットボトルが透明なため、内部の肺の様子を視覚で観察することが可能となる。視覚で確認できない場合は、まずは下部の風船を取り外した状態の模型を提示し、内部の構造を理解してもらった上で呼吸運動模型を観察してもらう。視覚で内部の様子を確認することは難しいが、ペットボトルの口に頬をあてたり指を突っ込むことで、空気の出入りの様子を確認することができ、肺の内部に空気が入っているのか出ているのかをイメージできるよう配慮した。 また、ペットボトルに一か所穴を開け、気胸の状態をつくり、正常時との肺の動きの違いも確認できるようにした。 この教材は作成が容易なため、すべての生徒に配布することが可能である。生徒の人数分用意し、生徒が観察したいときに自由に観察ができるよう配慮した。 |
期待される効果及び成果 |
・胸郭・横隔膜・肺の位置関係を理解できる。 ・横隔膜の形状の変化による胸腔内圧や肺の形状の変化を一連の流れとして理解できる。 ・正常時・気胸時の肺の形状の変化を理解できる。 |
使い方 |
①教材の表している部(胸郭、横隔膜、肺)の位置関係を説明する。 ②横隔膜を下に引っ張ることで内部の肺がどのように変化するかを観察する。 ③ペットボトルに貼ってあるシールをはがし、気胸の状態を作る。 ④先ほどと同様に横隔膜を下に引っ張ることで肺がどのように変化するかを観察する |
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