教材名
対象 |
・高等部の準ずる教育課程で学習する生徒 ・上肢の操作性に困難があり,ICT機器などによる書字代替を利用している生徒 |
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障害種別 | 肢体不自由教育 |
単元・活用場面 | 理科 |
ねらい |
・物質量の計算について,原子分子の個数,質量,標準状態における気体の体積との関係を理解すること。 ・途中計算など余分な部分にリソースを割かず,目的となる物質量についての学習に専念できること。 |
障害特性に対する配慮点 | 物質量計算は化学,化学基礎において習得しづらい部分であり,特に書字代替を必要とする生徒は,途中計算など数式の書字が困難であり,物質量について考えながら計算過程をすべて暗算しなければならないことがしばしばある。これを操作の簡単なブロックとすることで,計算過程を視覚的に捉えることができるようになり,リソースを物質量についてのみに割くことができる。 |
期待される効果及び成果 | ・物質量を考えることのみに専念できるため,必要となる多くのパラメータを整理しながら計算を行い,理解を深めることができる。 |
使い方 |
① 物質量の比の書かれたシートに必要な物理量のカードを差し込み,物質量の計算は比で捉えることができることを理解させ,また計算の手がかりを与える ② ①で明らかにした比をブロックで配置し,必要に応じてブロックを左右に動かすことで視覚的に計算過程を把握させる ③ 『モル質量』のブロックの裏面に『分子量・式量と同じ』と記すなどして,学習の手がかりを与える |
関連する教材や情報 | それぞれの物理量のブロックをカードと同色とすることで,思考が整理しやすくなる |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |