教材名

下腿の筋区画(解剖学教材)  自作
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    A、Bはそれぞれ、前区画に入る筋を表しています。 A:前脛骨筋 B:長指伸筋

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    G、H、Iはそれぞれ、後方深区画に入る筋を表しています。 G:長母指屈筋 H:後脛骨筋 I:長指屈筋

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対象 視覚障害のある生徒(鍼灸手技療法科、理学療法科など)
解剖学など、体の構造に興味のある生徒
障害種別 視覚障害教育 
単元・活用場面 体育,保健体育 特別活動 理療 
ねらい ・普段は観察することができない内部の骨や筋の位置関係を理解する。
・骨の位置関係から、それぞれの区画の中に位置する筋を想像し、自ら考える。
・筋区画に手を入れ、広げることで内圧が高まる様子を確認し、病態の理解につなげる。
障害特性に対する配慮点 筋の断面は教科書では図で表されているが、細かい情報まで載っていることも多く、大まかに理解しにくい場合がある。この教材では断面の構造をかなり単純に表し、情報量を必要最小限に留めたため、一定時間、生徒に観察させることで全容を理解しやすいように工夫した。また、大きさを車のハンドル程度にしたため、筋区画の内部には手を自由に出し入れし、観察することができる。区画の部を緩衝マット、骨の部を厚紙で作成したため、素材と凹凸の違いで両者を判断することも可能である。筋はこの教材では表していないが、骨の位置関係から生徒に何筋かを考えさせるために有効であると考えた。また区画の内部から生徒の手を使い押し広げることで、区画の内圧が上がる様子を確認させ、コンパートメント症候群のような病態の理解にもつなげられるよう配慮した。
期待される効果及び成果 ・下腿の骨と筋の位置関係を理解することができる。
・骨や区画の位置関係から、区画に入る筋を生徒が自ら考えることができる。
使い方 ①教材を配布し、一定時間、生徒に観察させる。
②教材の前後左右、骨の名称について説明したあと、4つの筋区画の説明をする。
③それぞれの筋区画に入る筋を生徒に考えさせる。
④区画の内部に手を入れ、押し広げるように指示する。区画の内圧が高まることで起こる、コンパートメント症候群の内容を説明する。
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書籍ページ番号
  • 情報提供者 岸本 有紀(附属視覚特別支援学校)
  • キーワード 理療、解剖、筋区画
  • 作成日時 2019-12-23 15:06:55
  • 更新日時 2023-11-08 11:00:25