教材名
対象 |
視覚障害のある生徒(鍼灸手技療法科、理学療法科など) 解剖学など、体の構造に興味のある生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 理科 理療 |
ねらい |
・心臓の部位の大まかな位置関係を観察し理解する。 ・肺動脈と大動脈の位置関係を観察し理解する。 ・心臓の大まかな位置関係を理解したあと、教材にヒモを追加することで血管の走行を理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
心臓の市販教材は学校にも多数整備されており、それを観察することで構造を理解することは可能であるが、弱視の生徒にとっては情報量が多く、重要項目が薄れがちである。また、点字使用の生徒にとっては情報量の多さゆえ凹凸が多く、こちらも重要な項目を捉えにくい。 この教材では心臓の外形を単純に表し、情報量を必要最小限に留めることで大まかな構造を理解しやすいように工夫した。また、心臓上部から出ている大血管は自由に動かすことが可能なため、生徒にどのような走行をしているのか、近づけたり手を取ったりして説明することが可能である。外形を大まかに理解したあとは血管に見立てたヒモを新たに取り付けることで、血管の走行についても学習できるように工夫した。 |
期待される効果及び成果 |
・心臓の部位の位置関係について理解することができる。 ・心臓を取り巻く血管の走行について理解することができる。 ・必要最小限の教材を観察させたあとに、新たに教材をついかすることで、段階を追って、生徒の習熟状態に合わせて指導することができる。 |
使い方 |
①教材を配布し、生徒に観察させる。 ②教材に示した、でっぱりや溝の説明を行い、外形の部位について説明する。 ③心臓上部にある大血管2本の位置関係や走行について説明する。 ④教材に新たに血管に見立てたヒモを取り付け、走行について説明する。 |
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書籍ページ番号 |