教材名
対象 |
視覚障害のある生徒(鍼灸手技療法科、理学療法科など) 解剖学など、体の構造に興味のある生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 理療 |
ねらい |
・甲状腺濾胞の外形について理解する。 ・甲状腺濾胞の内部構造について理解する、 ・濾胞と傍濾胞細胞の位置関係について理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
甲状腺濾胞は墨字教科書では切断面で載っており、外形をイメージしにくい生徒が多い(濾胞を球形ではなく、ドーナッツ形だと勘違いしている生徒もいる)。 この教材では、球形と半分に割った状態の2つが観察可能なため、一度観察すれば、すぐに形のイメージがつきやすいよう工夫した。また、ある程度の大きさがあるため、濾胞腔に手を入れることもでき、観察しやすいよう工夫した。切断面に一列に並ぶ細胞も表現し、単層扁平上皮の構造を示した。さらに、傍濾胞細胞も表現し、濾胞との位置関係を確認しやすいよう工夫した。 弱視も全盲も触れることで違いが分かるよう、教材の各部位のパーツの素材にも変化をもたせた。 |
期待される効果及び成果 |
・甲状腺濾胞の外形について理解することができる。 ・甲状腺濾胞の内部構造について理解することができる。 ・濾胞と傍濾胞細胞の位置関係について理解することができる。 |
使い方 |
①教材を配布し、一定時間、生徒に観察させる。 ②濾胞を2つ合わせ、球形の外見を確認する。さらに、濾胞の外に付着している傍濾胞細胞についても確認する。 ③濾胞を半分にし、切断面にある一層の細胞を確認し、単層扁平上皮であることを理解させる。 ④濾胞腔に手を入れさせ、内部の空間を確認させる。 |
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書籍ページ番号 |