教材名
対象 |
視覚障害のある生徒(鍼灸手技療法科、理学療法科など) 解剖学・生理学など、体の構造や機能に興味のある生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 理科 理療 |
ねらい |
・気管の構造について理解する。 ・気管と食道の位置関係について理解する。 ・気管の構造と嚥下運動との関係について理解する。 ・自律神経と気管の作用についての関係を理解し、気管支喘息の病態を理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
気管の軟骨部分をフィルムラップの芯、筋の部分をフエルト布で作成し、素材や色を変えることで、気管の構造を弱視も全盲も確認しやすいよう工夫した。さらに、筋の後面に食道教材を取りつけることで、気管と食道の位置関係を確認できるようにした。また、食道の内部を食塊が移動できるようにし、気管後面が筋でできていることで食塊が移動しやすいことを確認しやすいように工夫した。 気管の筋が副交感神経が優位になることで収縮すること、それにより気管の直径が狭くなり、呼吸がしにくいことを、教材を握って直径を小さくすることで理解できるよう工夫した。 |
期待される効果及び成果 |
・気管の構造について理解することができる。 ・気管と食道の位置関係について理解することができる。 ・気管の構造と嚥下運動との関係について理解することができる。 ・自律神経と気管の作用についての関係を理解し、気管支喘息の病態を理解することができる。 |
使い方 |
①教材を配布し、一定時間、生徒に観察させる。 ②気管の構造について説明する。 ③気管の後ろに食道教材を取りつけ、気管と食道の位置関係を理解させる。 ④食道内部の食塊を移動させ、気管後面が筋でできていることで食塊が移動しやすいことを確認させる。 ⑤副交感神経が優位になることで気管後面の筋が収縮することを説明し、気管教材を握らせることで気管の直径が狭くなることを確認させる。 ⑥気管の直径が狭くなることで呼吸がしにくくなることを理解させ、気管支喘息などの病態の理解とつなげる。 |
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書籍ページ番号 |