教材名

児童の発言等を書き残した短冊黒板の利用
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対象 特別支援学校(聴覚障害)小学部の児童
障害種別 聴覚障害教育 その他 
単元・活用場面 国語 社会 算数,数学 理科 生活 音楽 図画工作,美術 家庭,技術・家庭 体育,保健体育 外国語 道徳 特別活動 自立活動 日常生活の指導 遊びの指導 
ねらい ・学習内容や発言した内容を思い出す手がかりとする。
障害特性に対する配慮点 学習(授業)の中で、児童の発言(言語活動)を促し、その場で発言内容を短冊黒板に書くようにする。
期待される効果及び成果 児童にとって、どのような内容を思い出して答えればいいのかが明確になるので、負荷が少なく、学習に取り組みやすくなる。また、教師にとっては、効率的な授業展開が望める。
使い方  前時の授業において、大切な事柄や学習のまとめなどを、児童に発言させながら短冊黒板に残しておく。そうすると、それを、次の時間などで復習などの活動に利用できる。例えば、短冊黒板を裏返しにして児童に提示し、「昨日勉強したことは何だったかな」と尋ねる。児童にとっては、前時の学習で、自分たちが発言し、先生が書いたことを言えばいいのだなあということが明確になるので、発言しやすくなるように思われる。仮に、短冊黒板に書かれた内容がきちんと思い出せなくても、前の時間に先生が書いた事実は知っているので、「えーっと何だっけ」と思い出そうとするであろう。そのことにも大きな意味があり、書かれたものを見せると「あっ、そうだった」ということになるかもしれない。これは、短冊黒板を使って、単に視覚的に情報を提示するというのではなく、児童の心を動かす働きをしているようにも思われる。
 教師が発問を駆使しても、児童にその意図が伝わらなかったり、児童の発言が期待するものではなかったりすることがよくあり、多くの時間を費やすことにもなりかねない。よって、このような利用は授業展開上も有効だと思われる。
関連する教材や情報 紙に書き残すこともあるが、短冊黒板だと話し合い(言語活動)を通じて、修正しながら発言等をまとめることができる。
こんな児童生徒にも役に立つ教材です
書籍ページ番号
  • 情報提供者 筑波大学附属聴覚特別支援学校 深江健司
  • キーワード 聴覚障害 短冊黒板 児童の発言 
  • 作成日時 2021-12-28 13:10:26
  • 更新日時 2022-02-16 13:17:15