教材名
対象 | 中学部生徒、高等部生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 理科 |
ねらい | ・火成岩の組織が火山岩と深成岩で異なることについて、感光器を用いた観察を通して理解する。 |
障害特性に対する配慮点 | 中学校理科「大地の成り立ちと変化」では、火成岩の組織の構造の違いについて学習する。点字教科書には火山岩と深成岩の断面図等が描かれているが、視覚障害のある生徒にとって、図のみでは組織の違いについて理解することは困難である。そこで、感光器を用いた観察を通してねらいが達成できるように工夫した。 |
期待される効果及び成果 | 視覚の活用が困難である全盲の生徒は、図のみでは、火成岩の組織の構造の違いについてイメージをつかみにくい。感光器を活用した観察を通して、火成岩の組織の構造の違いについて具体的なイメージをもつことができるようになる。 |
使い方 |
① 自分の正面に岩石の板を置く。 ② ①の岩石の上に、定規を手前から奥の方向に向けて(縦向きに)置く。 ③ 右手が利き手の場合、左手で定規を押さえ、右手で感光器を持つ。感光器の受光部を定規の辺に斜めに当てながら、定規に沿って手前から奥、奥から手前と、繰り返し素早く動かす。 ④ それぞれの岩石で①~③のようにして調べ、感光器の音の様子を調べる。花こう岩では、音が小刻みに震えて聞こえるが、流紋岩では音の変化はほとんどない。つまり、花こう岩には、感光器や目で見て分かるほどの大きさの模様があるが、流紋岩にはそのような模様がないということが分かる。このことから、火成岩により組織の構造が異なることが分かる。 ⑤ 銅像の台座に使用されている花こう岩などでも同じようにして調べてみる。 |
関連する教材や情報 |
花こう岩や流紋岩の板は、約15cm角、厚さ約1 cmの物が使いやすい。 花こう岩等の岩石の板は、ホームセンター等で購入することができる。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |