教材名

城ヶ島の地形立体模型触察教材
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対象 中学部生徒、高等部生徒
障害種別 視覚障害教育 
単元・活用場面 理科 
ねらい ・城ヶ島での地学巡検の事前学習及び当日現地での学習の際に、地形立体模型を触察し、地形の特徴を理解する。
障害特性に対する配慮点  高等部の授業では校外学習として城ヶ島(神奈川県三浦市)に地学巡検に出掛けている。しかし、巡検先の城ヶ島は、南北約0.6 km、東西約1.8 kmで観察対象物としては巨大であるため、視覚障害生徒が現地において地形の全体像を捉えることは困難である。そのため、触察により地形を理解するための教材として城ヶ島の地形模型を活用している。巡検前には地形模型を使って島全体の形を把握したり、どの部分を歩いて観察するのか確かめたり、海岸段丘など地形の特徴を理解したりする目的で用いている。巡検の際にも模型を触察し、どの部分を歩き、何を観察しているのか確認するために使用している。
 触察教材は、生徒一人一人に1セットずつ準備した。また、触察教材は紙粘土で製作し、触察に適した10 cm×15 cm程度の大きさとした。必要に応じてデフォルメするなどして概観が分かるようにした。
 地形模型と実際の地形の観察を対比させることを通して地形の特徴を理解させることが目的であるため、実際の地形の観察も大切にしている。
期待される効果及び成果  本教材と触図を活用した触察及び現地での実際の地形の観察により、地形の具体的なイメージをつかむことができるようになる。
使い方  地学巡検前の事前学習において、まず、触図を用いて地図を理解する。次に、地形立体模型を提示し、全体像を理解した後に、地学巡検で実際に移動する経路を指でたどらせるなどして、イメージをもたせる。
 地学巡検当日には、現地で地形立体模型を提示し、現在どの地点にいて、どの方向を向いているのかなどを把握する。
関連する教材や情報  紙粘土はホームセンターや文具店等で購入することができる。
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書籍ページ番号
  • 情報提供者 柴田 直人(附属視覚特別支援学校)
  • キーワード 城ヶ島 立体模型 触察教材
  • 作成日時 2022-01-22 14:45:18
  • 更新日時 2022-02-11 18:16:31