教材名
対象 |
・言葉は知っていても実際に見たことがない、触ったことがない児童生徒 ・不確かな視覚情報の中で事物を把握している児童生徒 ・実体験が乏しい児童生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 その他 盲ろう教育 |
単元・活用場面 | 国語 社会 理科 自立活動 生活単元学習 その他 |
ねらい |
・言語による説明だけでは十分にイメージできない事物のおおよその形状を知る。 ・実際にさわれない・見ることが難しい物を、3Ⅾ出力物をさわったり、見たりする中で事物の認識につなげる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・視覚に障害のある幼児児童生徒にとって、言語だけでなく、実際に体験することや触ることの持つ意義は大きい。言葉は知っていても実際に見たことがない、触ったことがない、あるいは、不確かな視覚情報の中で全体を把握できないといったことが数多く存在する。まして、視覚障害の他に、聴覚障害も併せ有している場合は、情報と経験の絶対的な不足、言語によるイメージ化の困難さから事物の認識は非常に難しい。 ・特に、以下の事物の認識が難しいと考える。 ① 小さすぎて構造がわからないもの ② 大きすぎて全体の把握が困難なもの ③ 危険で触ることができないもの ④ 動いているため触ることが難しいもの |
期待される効果及び成果 |
・言葉は知っていても、どんな形状なのか知らない事物を認識する。 ・実際にさわることや見ることが難しい物を、3Ⅾ出力物を通して事物の認識につながることが期待できる。 ・興味・関心の幅が広がることが期待できる。 |
使い方 |
・3Ⅾプリンタにより、出力する。 ・出力したものを提示する。実際に小さすぎて触れないものを大きくして提示することで、全体像を把握することが可能となる。 ・提示する際、3Ⅾ出力物と実際のものとは色が違うこと、質感が異なること、大きさや高さ等についても説明が必要である。 |
関連する教材や情報 | 大きさや高さが比較できるように同縮尺での提示することも検討したい。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | 視覚障害、盲ろう障害以外にも経験が乏しい児童生徒にとっても活用の可能性がある。 |
書籍ページ番号 |