教材名
対象 |
・盲ろう幼児児童生徒に関わる教職員 ・盲ろう幼児児童生徒に興味・関心のある教職員 等 |
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障害種別 | 盲ろう教育 |
単元・活用場面 | その他 |
ねらい | ・盲ろう幼児児童生徒の障害の状態とその困難さを理解し、適切な関わりをする上での参考とする。 |
障害特性に対する配慮点 |
・視覚障害及び聴覚障害の状態は一人ひとり異なり、疑似体験も限られた時間であるため、実際の盲ろうの子どもたちの状況を体験できるわけではなく、何よりも知識や経験も子どもたちとは比べものにはならないが、疑似体験をすることで、盲ろうの子どもたちの困難さや行動を想像する手がかりを得ることはできる。 ・関わっている盲ろうのお子さんの視覚障害や聴覚障害の状態、その他肢体不自由等があればその状態も併せて疑似体験することによって、日頃のしぐさや行動の理解につながる。 ・単に疑似体験するだけではなく、疑似体験後、話し合いをし、何を感じたのか、何を伝えたかったのか、分かったのか、分からなかったのかなど、体験の分かち合いをすることが大切である。 |
期待される効果及び成果 | ・盲ろうの疑似体験を通して、子どもたちの困難さを理解し、日頃の行動等を想像する手がかりを得、関わりやコミュニケーション方法等を検討する上での参考とする。 |
使い方 |
関わっている盲ろう幼児児童生徒がいれば、その幼児児童生徒の視覚障害や聴覚障害の状態、その他有する障害の状態も併せて疑似体験を行うことが有効である。 視覚障害:全盲なのか、弱視なのか、弱視だとすればどの程度見えているのか等によって、アイマスクやシミュレーションレンズ等で視覚障害の状態をつくる。 聴覚障害:ろうなのか、難聴なのか、難聴だとすればどの程度聞こえているのか等によって、耳栓、ヘッドホン、ボイスレコーダーによるノイズ音等で聴覚障害の状態をつくる。 ◆疑似体験の例 比較的、準備がしやすいアイマスクと耳栓を使用した疑似体験。 2人1組で、1人は盲難聴児。もう1人は、教員役。 教員役の人は盲難聴児役の人に、音声は使わずに、直接触ってガイドして、課題を伝える。盲難聴児役の人も音声は使わないようにする。 【課題1:学校行事の場面を想定】 1.立って、座って(3回) 2.そのまま待って【30秒くらい関わらずに待ってもらってください】 3.立って、座って(2回) 【課題2:ゲームや遊びの中でジャンケンをすることを想定】 1.ジャンケンをしましょう。 2.ジャンケンに勝ったら、手をあげることを伝えてください。 3.ジャンケンに負けたら、おじぎをすることを伝えてください。 4.上記のルールにしたがって、ジャンケンしましょう。 |
関連する教材や情報 | シミュレーションレンズは、市販しているが、高価であるため、ゴーグル等で代用することも可能である。 |
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