教材名
対象 |
視覚障害のある生徒(鍼灸手技療法科、理学療法科など) 解剖学・生理学など、体の構造や機能に興味のある生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 理療 |
ねらい |
・箱灸の作成を通して、構造を理解することができる。 ・視覚に障害があっても安全に灸施術が行える |
障害特性に対する配慮点 | 灸施術を行う際、視覚に障害があると火の管理などの確認が十分にできない恐れもあり、それが患者へのアクシデントにつながる可能性もある。箱灸は市販されているものもあるが、木箱を半分に切断し、切り口部に金網を取り付けることで簡単に制作できる。生徒と一緒に作成することで構造を知ることもでき、さらに切断する高さを生徒の好みで変えることで用途も広がる。例えば、灸頭鍼など火傷のリスクが高い施術も、刺鍼した鍼の上に箱灸を乗せることで、灸頭鍼と同じ機械的刺激と輻射熱の刺激を同時に与えることもでき、視覚に障害があっても安全に施術することが可能となる。 |
期待される効果及び成果 |
・箱灸の作成を通して、構造を理解することができる。 ・視覚に障害があっても安全に灸施術を行うことができる。 |
使い方 |
①患者の皮膚に手拭いを置き、その上に箱灸を乗せる。 ②箱灸の網の上に500円玉大の艾を乗せ、火をつける。 ③ある程度燃えてきたら蓋をし、しばらくそのままの状態にする。 または ①患者の皮膚に刺鍼する。 ②刺鍼した鍼の上に箱灸を乗せる。 ③箱灸の網の上に500円玉大の艾を乗せ、火をつける。 ④ある程度燃えてきたら蓋をし、しばらくそのままの状態にする |
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