教材名
対象 |
・筆算の手順が身に付いていない段階の児童 ・学習内容を一つずつ順番に提示した方が理解しやすい児童 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 言語障害教育 情緒障害教育 発達障害 |
単元・活用場面 | 算数,数学 |
ねらい | ・筆算の手続きを正しく理解する。 |
障害特性に対する配慮点 |
・視覚的な情報をじょうずに整理して捉えることが苦手なお子さんの場合、筆算をするときにけたを揃えて計算することが難しかったり、数の概念が理解できていないまま計算をしていたりする場合があります。 ・本教材ではますめに補助線が引かれているため、けたを揃えて計算することがしやすくなります。また、10の位を計算するときは、例えば「5+1=6」と計算しても、実際は「50+10=60という意味ですよ」という吹き出しがあるため、数を正しく捉えることができます。 ・必要な情報をシンプルに順番に提示することで、注意を持続することが難しいお子さんでも、集中して取り組むことができます。 *3けた、4けたの筆算にも応用できます。 *別教材「筆算の手続きカード」と併せて、お子さんの学習段階をみながら活用が可能です。 |
期待される効果及び成果 | ・手順表にそって筆算を行うことで、筆算の手順が正しく身に付き、慣れることができます。また慣れるに従って、本教材がなくても自分でノートやプリントに必要な補助線を引きながら筆算をすることができるようになります。 |
使い方 |
【材料】 ・手順表を印刷したプリント(手順表がPDFとなっています) ・色ペン(*教員が児童と1対1で学習をする場合、「ここを見てね。」と着目させるときには有効です。) *本人が慣れて筆算に自信を深めてきたら、「自分でけたの間に線を引いてやってみようね。」と声をかけて、補助線を自分で引かせていくとよいでしょう。 *「くらいをたてにそろえて、かく」「10のくらいは10のくらい、1のくらいは1のくらいと、たす」「あわせる」というように、声に出して手順を確認させることで、定着しやすくなります。 *引き算の指導にも同様の手順で応用できます。 |
関連する教材や情報 |
筆算の手続きカード 筆算シート(「ひっさつひっさんシート」) 繰り上がり計算シート |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です |
〇附属桐が丘特別支援学校小学部の算数の授業で、長い間、活用されて親しまれてきた指導法です。 〇特別支援学校だけではなく、特別支援学級や小学校でも活用できます。小学校の算数の授業で、筆算に苦戦しているお子さんはぜひ、一度ご活用ください。 |
書籍ページ番号 |