教材名
対象 |
・視覚的な情報が捉えにくい児童 ・表を読み取るとき、どこを見たらよいかがすぐに分からない児童 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 言語障害教育 情緒障害教育 発達障害 |
単元・活用場面 | 社会 算数,数学 自立活動 |
ねらい | ・表の中のデータを正しく読み取る。(小学校2・3年算数「Dデータの活用」表と棒グラフの導入等で学習するとよいと思います) |
障害特性に対する配慮点 |
①算数や社会科では、表の中のデータを正しく読み取る学習があります。視覚的な情報がじょうずに捉えにくい児童の場合、表のどこを見たらよいかがすぐに分からない場合があります。 この表は、縦の項目に「ひらがな」、横の項目に「数字」があります。「縦と横のまじわったところを見てね。」と伝えることで読み取りやすくなります。 ②黒板に表を拡大して掲示してもいいですが、この表をPC上で画面共有することにより、オンライン・ハイブリッド型授業での活用が可能になります。 |
期待される効果及び成果 | ・「対象のデータは、縦と横のまじわったところを見るといい。」ということが分かり、表の見るべきところが児童にとって理解しやすくなります。導入でこのゲームを行うことで、児童が次の「表と棒グラフ」の学習に抵抗なく進むことができると思います。 |
使い方 |
【材料】 <対面の授業で行う場合> ・大きな模造紙1枚(PDF①を参考に、予め表を記載する) ・マジック(表に記入する) ・ふせん(ますの数にあわせて準備します。予め、ふせんの表には「あ1」「う3」など、ますの場所を記入しておきます。ふせんの裏にはランダムに任意の得点を記入しておきます。) ・筆記用具(児童が得点を計算する) <オンライン・ハイブリッド型授業で行う場合> ・PC1台 ・モニター1台 ・HDMLケーブル1本 ・本教材のデータ(*PDFではなく書き込める形式のデータ) ・ふせん(ますの数にあわせて準備します。予め、ふせんの表には「あ1」「う3」など、ますの場所を記入しておきます。ふせんの裏にはランダムに任意の得点を記入しておきます。) ・筆記用具(児童が得点を計算する) 【使い方】 ①教員が表の見方を説明する。 ②じゃんけんで勝った児童から順番に、「あの1」など、表の中にあるますから一つ選ぶ。 ③教員は、児童が発言したますのふせんに書かれた得点を発表する。 ④ますに、児童名と得点を記入していく。 ⑤ゲームが終了し、1番得点が高かった児童の勝ちとする。 *他の友達が選んだますは、選べません。子ども達は、ますが残り少なくなると、どこのますが空いているか必死に探すようになります。 *集計は、児童にやってもらうと計算の学習にもなります。選んだますのふせんを渡し、自分の得点を計算してもらいます。 *慣れてくると、ふせんの裏には得点ではなくて、「8×3」などの計算式を記入してもよいでしょう。 *児童の人数や発達段階に応じて、ますの数は自由に変えてください。 *個人戦だけではなく、グループでも学習できます。 |
関連する教材や情報 | |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | 〇肢体不自由特別支援学校だけではなく、特別支援学級や小学校でも活用できます。他校とのオンラインを活用した交流学習でも活用できると思います。 |
書籍ページ番号 |