教材名
対象 | 知的障害のある小学部、中学部、高等部の児童生徒 |
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障害種別 | 知的障害教育 発達障害 |
単元・活用場面 | 理科 体育,保健体育 |
ねらい |
知識・技能:自分の体について親しみ、興味をもったことを調べ、知っていることや分かることを深める。 思・判・表:気付いたことを似ているものや経験から考えたことを言葉や動作で伝え、周囲と共有する。 学びに向かう:調子が悪い部位を具体的に指し示すことや自分の体に起こっている状況を学んだことをもとに理由を考えたり、予想したりする。 |
障害特性に対する配慮点 |
・生徒9名をホワイトボードを中心に半円状に席を配置し、前で行なっていることを全員の視界に入るようにした。 ・1人ずつ内臓エプロンから好きな内臓や気になる内臓を取り、自由に触って気付いたことや気になったことを表現することを促した。生徒の表現や様子から、必要な情報や表現を補うようにした。 ・1人の生徒の気づきを再度、全体へ分かりやすい表現や情報を補って伝えるようにした。さらに体験が可能なことは、他の生徒にも実際に体験を促し、感想を引き出した。 |
期待される効果及び成果 |
①自分の体に巻きつけて、何周するのかと自ら調べ始める生徒が出てくる。「長い」という表現から、「体を何周する長さ」と具体的な表現ができるようになった。 ②「何人が持てる長さか」を確認したいという生徒が出てきてみんなで確認をする。「太いうどんみたい」と吸い込む真似をする生徒も出て、またそれを真似する生徒も見られた。 ③自分から発信することが課題の生徒。「どのくらいの長さがある?」と尋ねられ、両腕を伸ばして長さを確認する様子が見られた。その後、「長〜い」と発言が聞かれた。 ④心臓を取った生徒が、上の布が取れることに気づき、取って心臓は4つの部屋に分かれていることを発見し、みんなで見合い、確認をしている。 |
使い方 |
・教員がエプロンを着て、児童生徒に自由に取り外してもらい、気付きや発見を引き出す。 →注:教員が女性の場合、特に男子生徒が不意に胸などに触れてしまう可能性があるため、腰の紐は結ばずに生徒に対して斜め前方に提示するようにした。 ・取り外した内臓をホワイトボードに提示し、名前を確認した。 |
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