教材名
対象 | まとまりを意識して話すことが苦手な幼児児童生徒全般 |
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障害種別 | 視覚障害教育 聴覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 言語障害教育 自閉症教育 情緒障害教育 重複障害教育 発達障害 その他 盲ろう教育 |
単元・活用場面 | 国語 |
ねらい | 題名や伝えたい事柄について、いくつかの考えから話すことにより、内容のまとまりを意識して話すことができる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・話しているうちに、何を話しているかわからなくなったり、話が変わっていたりすることがあります。そのため、教員は、児童生徒の言葉を繰り返しながら聞き、児童生徒が話した言葉をそのまま板書するようにして、「見える化」します。 ・「いつ、どこで、だれと」などのキーワードを児童生徒に提示して話させるような関わりではなく、教員は児童生徒が「友達に伝えたいこと」に耳を傾けるように関わります。 |
期待される効果及び成果 |
・伝えたいことをまとまりなく話すことが減り、まとまりを意識し、短い文で話すことができるようになります。文章の筋道や構成を意識しながら話したり、書いたり、読んだりできるための素地の力が身につきます。 |
使い方 |
●学習活動の進め方 (1)題名をつける:児童生徒は、休みの日の出来事の中から友達に伝えたいことを選ぶ。(題名を考える) (2)伝えたい内容を3~4個決める:児童生徒は、話したい事柄をいくつか選び、順番を決める(伝えたい事柄の選び、内容の構成を考える) (3)内容のまとまりごとに話す:児童生徒は、①から順番に友達に伝えたい事柄を話す。その際、教員は児童生徒の言葉を繰り返しながら聞き、話したままを板書する。→自分が話した言葉を板書で見ることで文のまとまりやキーワードをより意識しやすくなり、繰り返す中で次第に短い文に区切って話すようになる。 (4)友達から質問を受ける、答える: →友達から質問されることにより、伝えたい事柄がより詳しくなり、伝わったという実感や伝え合う喜びを味わうことにつながる。 ※週に1時間など、年間を通して指導するとより効果的です。 |
関連する教材や情報 | ・話した内容を作文用紙に視写することで、書くことの指導にもつなげることができます。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です |
特別支援学校だけではなく、小学校等でも活用が可能です。 |
書籍ページ番号 |