教材名
対象 | 中学部及び高等部の生徒 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 発達障害 |
単元・活用場面 | 社会 |
ねらい | 地球儀上での緯度(球の中心から緯線がどのように伸びているのか)について視覚的に捉えやすくする。 |
障害特性に対する配慮点 |
生徒が緯度と緯線の方向をとらえやすくするための配慮をしました。 平面上の地図や市販の地球儀では,地球の中心から見た角度までは認識しにくいと考えられます。そこで球体の地球儀のパーツを取り外しできるようにすることで,自分で操作をしながら学習することができ,実感をもつことができるように工夫しました。 地球儀には緯度に対して15度ずつ緑のシールを付けて,地球上の位置の違いを分かりやすく確かめられるようにしました。 |
期待される効果及び成果 | 緯線と緯度の知識を正しく身に付けることで,経線と緯線を混同せずに考えられるようになることが期待できます。また経度や経線の知識の基礎,経度と時差の関係等,今後の学習につなげることができるようになります。 |
使い方 |
<本教材について> 東京書籍「新しい社会地理」掲載の図を教材化しました。「球の中心角から何度かを示したものが経度や緯度である」ことを分かりやすく表しました。 地球を4分の1,または8分の1(北半分又は南半分)に分けて示してあります。 <授業での活用方法> 赤道を基準に,北極点又は南極点に向けて15度ずつ刻まれる緯度・緯線の存在を確認していきます。 太陽の光が最も当たるのが赤道付近であり,北極点や南極点に近づくほど,太陽の光の当たり方が少なくなることを,生徒が地球儀を操作しながら気がつくことができるように,指導していきます。 材料は,球の発泡スチロール,スチレンシートを使用しました。 |
関連する教材や情報 |
故 谷譲二教授(埼玉大学教育学部人文地理系)のホームページにある自作ソフトウエアよりデータをいただきました。 教材・指導法データベースID:529「経線で切ることができる地球儀」の考え方を参考にしました。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | 特別支援学校だけではなく、通常学級でも幅広く活用することができます。 |
書籍ページ番号 |