教材名
対象 |
知的障害のある児童生徒 ひらがなの学習を始めた児童生徒 |
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障害種別 | 知的障害教育 自閉症教育 その他 |
単元・活用場面 | 国語 自立活動 生活単元学習 就学前教育 |
ねらい |
・身近なものの名前を文字であらわすことを知る ・ひらがな(単語・文字)を知ったり、覚えたりする ・一人で学習に取り組む |
障害特性に対する配慮点 |
・最初に、身近な物の名前を「単語のまとまり」で捉える。 単語のまとまりで覚えた後に、その単語は一つ一つの文字で構成されていることを学習するようにする。 ・見ずに貼るなどの誤学習が起こりやすいため、注目を促して正答していることをこまめに称賛しながら、エラーレスで取り組むようにする。 |
期待される効果及び成果 |
・身近なものの名前に対応する文字を知ることができる。 ・単語のまとまりで感覚的に覚えている文字を、一文字ずつ理解できる。 |
使い方 |
・児童の実態に合わせて、①単語カード貼り(手がかりあり)、②単語カード貼り(手がかりなし)、③文字チップ貼り(手がかりあり)、④文字チップ貼り(手掛かりなし)を選択する。 ・①~④を提示して、同じ単語に段階的に取り組むようにする。 [一人で使用する場合] ・シートを渡して、取り組むように促す。 ・最初は、絵の下に正しいカード・チップを置いておき、順番に貼り付けたら正答になるようにする。 ・学習が進んできたら、(1)最初の2カード、または最初の単語を入れ替えて提示する、(2)すべてランダムで提示する の順で難易度を上げていく。 ・確認の時間をとることができたら、貼り付けた後に「できました」と報告を受けて正しくできているか確認し、以下[対面指導の場合]の3)を行って、音を聞いて文字が正しくとれるか確認する。 [対面指導で使用する場合](「346 ひらがな学習カード」も参照) 1) カードやチップを外し、「これは何?(これは?)」一つずつ提示して、読むように促す。 答えられなかったら、「最初の文字の子音を出し口形を見せる」「最初の文字を言う」「単語を言う」の順でヒントを出し、答えられるようにする。 2) 答えたらカード・チップを渡し、対応する箇所に貼るように促す。 誤ったところに貼りそうになったら、事前に指差しをして訂正をし、なるべくエラーレスで行う。すでに貼ってしまった場合は、外して再度単語を言うように促し、正しい場所を指して貼るように促す。 文字チップ貼り(ひらがな)については、複数の単語や文字の順番をランダムにせず、「お→く→ら」のように、一つの単語を順に渡すようにする。ランダムにしても全く誤らない場合は、やってもよい。 3) 3単語終わったら、「○○ください(○○)」単語や文字をランダムに読み上げて手を差し出し、カードやチップをとって渡すように促す。 迷っている場合や誤ったものをとりそうな場合は、「単語のある周辺をぐるりと指す」「カードを指す」の順でヒントを出し、なるべくエラーレスで正しいものをとれるようにする。すでに誤ったものをとった場合は、「これは『●●』」と伝えて元の位置に戻し、違う単語(文字)を読み上げる。誤ったカード、文字は後半に選択肢が少なくなってから再度読み上げるようにする。 4)すべてのカードを受け取ったら終了。「できました!」 ※カードはシートに貼り付けて収納してください。 |
関連する教材や情報 |
346 ひらがな学習カード 使用イラスト(サイト名) かわいいイラスト素材集いらすとや(https://www.irasutoya.com/) ドロップレット・プロジェクト(https://droptalk.net/) |
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