教材名
対象 | 幼稚部~小学部低学年の聴覚障害児 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 |
単元・活用場面 | 自立活動 |
ねらい | ・動物の鳴き声、生活音、2・3語文の聞き分けをする力を育てる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・提示する音は、周りの騒音等を考え、幼児児童に充分聞こえる音の大きさで提示する。 ・初期の学習では、提示する音のリストを予め提示する。 ・学習が進んできたら、提示する音のリストは示さず、オープンで聞き分けさせる。 ・音声言語の聞き取りの学習を最終目標として聴覚学習を進める。 |
期待される効果及び成果 |
・聴覚に集中して、音を聞こうとする態度を養うことができる。 ・動物の鳴き声や生活音の識別ができるようになり、それらのイメージを膨らませることができる。 ・音声言語を聞き取る能力の向上が期待できる。 |
使い方 |
例 単元名「動物の鳴き声の聞き分けをしよう」 1 9つの部屋に9種類の動物の絵を準備する。 2 幼児児童に動物が住んでいるアパートである事を告げる。 3 幼児児童に好きな部屋を選ばせる。 4 選んだ部屋に住んでいる動物の鳴き声を聞かせる。 5 鳴き声からどんな動物が住んでいるか考えて答えさせる。 6 アパートのドアを開けて、そこに描かれている絵の動物の鳴き声だった ら正解。 ※部屋の1つに「当たりの部屋」(ファンファーレ)「お化けの部屋」(怖い音楽)などを用意しておくと、幼児児童の聞く意欲を更にかき立てることができる。 |
関連する教材や情報 | 生活音や動物の鳴き声などは、インターネットに無料で効果音を提供しているサイトがあるので、そこから入手可能。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | 幼稚部の聴覚障害児を対象に、大きな絵を用意し、窓を開けて、一部分を見せながら、何の絵かを考えさせる。興味をかき立てながら、言葉の習得をねらう学習にも活用できる。 |
書籍ページ番号 |