教材名
対象 |
視覚に障がいのある児童・生徒 小学部・中学部・高等部 |
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障害種別 | 視覚障害教育 |
単元・活用場面 | 体育,保健体育 |
ねらい |
・プールの壁への衝突を防ぐ。 ・ターンの時期を知らせる。 ・安心感を与えパフォーマンスの発揮を助ける。 |
障害特性に対する配慮点 | 視覚に障がいのある児童生徒にとって、水泳は比較的安全に活動できる教材であるが、プールの壁が視認できずに衝突することがあるため、十分にパフォーマンスが発揮できないことがある。したがって、壁の接近を事前に認知させることによって、安心して泳ぎに集中できる環境を作ることが必要である。 |
期待される効果及び成果 |
・衝突の不安を排除して泳ぐことができるため、安心して運動に集中できる。 ・ターンにおいては、壁との距離を把握できるため、迅速なターンが可能になる。 |
使い方 |
泳者が壁に接近した時にタッパー(タップをする人)は、頭や肩などを素早くたたいて(タップ)壁の存在を知らせる。 ・泳者の頭や身体の一部をタップするため、柔らかでかつ刺激を認識しやすい素材を選択する。 ・バーの長さは、泳者の泳力に併せて調節ができるように工夫(伸縮する素材など)する。 ・素早いタッピングが求められるので、バーの重量やしなりに配慮した素材を選択する。(カーボン製の釣り竿などがよく使用されている) ・泳法や泳力によって、タップする場所やタイミングが異なることがあり、工夫が必要である。 ・眼疾や疾病によって、タップする場所や強さに配慮が必要な場合があるので、個々に応じたタッピングが必要である。 |
関連する教材や情報 |
・視覚障害教育ブックレット(ジアース教育新社)Vol.7 第4章 (1)視覚障害者への水泳指導 道具の活用 (タッピング棒と利用方法) 筑波大学附属視覚特別支援学校教諭 寺西 真人 |
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書籍ページ番号 |