教材名
対象 | 小学部1年の1学期の児童 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 |
単元・活用場面 | 国語 自立活動 |
ねらい |
・学校で話し合われた内容について本教材を手がかりに家庭でも話し合い、理解を深める。 ・その日、学校で扱った言葉の定着をはかる。 ・書く事で、一つの言葉を構成する音の数や音の順序を意識させる。 ・前後の文を読みながら○に当てはまる言葉を類推する事で、前後のつながりを考えたり、当てはまる言葉を類推したりする力を高める。 ・教科学習への橋渡し。 |
障害特性に対する配慮点 |
・家庭で話し合う際は、それぞれの児童の力に合わせ、より深めたり拡げたりするよう保護者に依頼している。 ・一つの言葉を全部○○で空欄にせず、はじめの音だけヒントとして書いておき、それを手がかりに児童自身で考えられるよう配慮している。 ・空欄にする言葉は、対象となる児童の実態をふまえ、その時に必要性の高い言葉・無理なく覚えられる言葉を選択するよう配慮している。文の長さも、児童の読みの力を考慮し長さを調節するよう心がけている。 ・国語・算数等の教科との関連も図り穴埋めする言葉を選択するよう心掛けている。 |
期待される効果及び成果 | ・言葉を構成する音の数や順序に対する意識が高まる。・前後の文から当てはまる言葉を類推して考える力が高まる。・正しく表記する力が高まる。・教科学習で必要とされる知識を得られる。 |
使い方 | 本教材は、朝のトピックスの時間に話し合われた内容について、言葉の一部を○にし、児童に家庭で穴埋めをさせるための家庭学習用のプリントである。その日の予定や行事、季節に関する事等、その時々で指導が必要と思われる事柄について話し合った内容を簡単にまとめたものである。その日、話し合われた事柄の中で、年齢相応に身につけておいて欲しい言葉について、文字の一部を○にし、その部分を児童に書かせるようにしている。○一つがひらがなや数字1文字に対応している。 家庭では、単に穴埋めをするだけではなく、本教材を手がかりにし、学校で話し合われた事について、それぞれの児童の実態に合わせ、より内容を深めたり拡げたりして頂くよう、保護者には依頼している。 また、虫食いにする言葉は、その後の児童の学習内容とも関連付けて選択して取り入れておき、児童が教科学習に円滑に取り組めるよう、押さえる言葉を吟味している。本教材であれば、「みぎ」「ひだり」の言葉→算数の「なんばんめ」の単元との関連で。「ありがとうございます」「あいさつ」の言葉→国語の「あいさつ」の単元との関連で。 |
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