教材名
対象 | ・絵指標による視力検査が難しい幼児児童生徒。特に、名称で答えることが難しく、見本と同じ絵を選ぶという課題の意図理解も難しい幼児児童生徒。 |
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障害種別 | 知的障害教育 肢体不自由教育 自閉症教育 重複障害教育 発達障害 その他 |
単元・活用場面 | 国語 算数,数学 特別活動 自立活動 その他 就学前教育 |
ねらい |
「見本を見て、手元の選択肢から同じものを選ぶ」という課題意図を理解する。 具体的な行動としては 【型はめ】 ・型穴(見本)を見て、手元にある型板(選択肢)から同じものを選び、型穴にはめる。 【カード】 ・見本のカードを見て、手元にある透明カード(選択肢)から同じものを選び、見本カードに重ねる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・型板がはまること、透明カードがピッタリ重なることで「同じ」を確認でき、課題の意図が分かるようにした。 ・透明カードを硬質のカードケースに入れて厚みを持たせ、見本カードを枠に載せて提示することで、「重ねる」(はめる)ことを意識しやすくした。 |
期待される効果及び成果 | 型はめ、絵カードマッチングと段階を踏んで学習を進めることで、見本と同じものを選ぶという課題が理解できるようになる。その結果、絵指標による視力検査で、見本と同じカードを選ぶことができるようになることが期待できる。 |
使い方 |
【型はめ】 ・型穴を見本とし、学習者の手元には型板を複数提示する(写真2)。型穴と同じ型板を選ぶよう促す。 ・学習者が型板を選んだら、型穴を近づけてはめるように促し、はまることを確認する。 【絵カード】 ・見本カードを提示枠に載せ、学習者の手元には透明カードを複数提示する。見本と同じ絵を選ぶよう促す。 ・学習者が透明カードを選んだら、見本カードの載った提示枠を近づけ、透明カードを枠にはめるよう促す。絵がピッタリ重なることを確認する。 ※実際の視力検査では、見本のカードは数m離れたところに提示される。少し離れたところに提示された見本に注目することも練習しておくとよい。 |
関連する教材や情報 | ・検査練習用の型はめや絵カードを使用する前に、具体物の型はめや絵カードで同様の学習を行い、課題の意図を伝える必要がある。 |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | |
書籍ページ番号 |