教材名
対象 |
幼稚部幼児・小学部児童 カレンダーの理解に課題のある児童生徒 |
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障害種別 | 視覚障害教育 知的障害教育 重複障害教育 |
単元・活用場面 | 特別活動 自立活動 日常生活の指導 就学前教育 |
ねらい |
1.校舎玄関前に掲示し、毎日カレンダーを確認したり、操作したりする。 ・月日・曜日・天気について興味・関心を持つ。 ・日々カレンダーの操作活動を繰り返すことによって理解を深め、時間の概念を養う。 ・カレンダーの仕組みを学ぶ。 2.小学部5,6年生が図工の授業で学習するオリジナルカレンダー作成の教材見本として活用する(本教材をもとにイメージを広げ、各児童が制作する。完成作品はPDF資料を参照)。 |
障害特性に対する配慮点 |
・盲児童も活用できるよう月日・曜日には点字をつけている。 ・天気マークは紙粘土でレリーフ状に制作し、全盲幼児児童生徒が晴・雨・曇・雪を触察で直感的に認知できるよう工夫した。 ・カレンダーは曜日ごとに下地の素材(テクスチュア・色)を変え、各列が同一曜日を表すことを識別しやすくしている。 ・月・日・曜日・天気マークの裏にはマグネットを貼り付け、付け替えられるため、通年で使用できる。 ・本日の月日・曜日・天気を配置するスペースを触覚で認知しやすいように特徴的なシート素材を接着した。 |
期待される効果及び成果 |
カレンダーの操作を日々のルーティーンに組み込むことによって今日の月日や曜日への理解を目指す。さらに、具体的な出来事と関連させながら、昨日・明日・一昨日・明後日・今週・先週・来週などへの理解に発展させ、時間のイメージの獲得をめざしたい。 本教材は2021年夏に作成し、玄関前の展示スペースに掲示して令和3年度2学期始業より活用を開始した。当初は教員の促しによりカレンダーを付け替える様子が見られたが、数ヶ月後には小学部の子どもたちにカレンダーの存在が定着し、低学年児童を中心に登下校時に主体的・意識的にマグネットを操作するようになり、現在も継続している。 |
使い方 |
・左側の月カレンダー表から今日の月日・曜日を探し、右側の所定の場所(アルミシート上の青い斜線部分)に移動する。 ・本日の天気を調べ、該当する天気マークを赤いフェルトシート上に置く。 |
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