教材名
対象 |
◎英語を学習している児童生徒 ◎小・中学校等に在籍し、英語を学習していて、構文を捉えることに難しさがある児童生徒 |
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障害種別 | 聴覚障害教育 知的障害教育 肢体不自由教育 病弱・身体虚弱教育 言語障害教育 情緒障害教育 発達障害 |
単元・活用場面 | 外国語 |
ねらい |
・英語が持つ語順に則り、それぞれの単語が持つ役割を意識できるようにする。 ・役割を意識しながら段階的に英文の構造を理解する。 ・具体的操作を伴うことで、英文の構造を整理して考え、表出につなげることができる。 |
障害特性に対する配慮点 |
・付箋を使用することで、手の操作性に困難さがあっても動かしやすくなります。 ・頭の中で単語同士の関係性や文全体を捉えることに課題があっても、具体的操作を伴うことで情報を整理する方法を身につけるこ とができます。 |
期待される効果及び成果 |
・それぞれの単語が持つ役割について視覚で情報を確認してから操作をすることで、実際に動きを伴った記憶となります。 ・児童生徒の実態に応じて、視覚情報を減らしていくことで構造理解を深めることができます。 ・英文の構造が理解できるようになると、児童生徒が自ら伝えたいことを構造に当てはめて考えるようになります。 |
使い方 |
・英語の語順に則って、主語・動詞・名詞、のように品詞が持つ役割ごとに色付けを行った空欄のワークシートを用意します。 ・その色と役割に合った英単語を印刷します。主語:赤、動詞:青、・・・であれば、IやYouなどは赤カード、makeやplayなどを青カードに印刷(あるいは手書きでも大丈夫です)します。 *カードが置いた場所から動いてしまうようであれば、付箋で代用することもできます。 *3単現在のs・esにも対応できるように、動詞カードには端を折り返すとs・esが現れるようにすると1枚で対応ができます。 *動詞のイメージがつきにくい児童生徒がいる場合は、動詞カードの中にヒントになる画像(動きを表している画像)をつけてもいいかもしれません。 【段階に応じて】 ・正しい英文を組み立てる練習として →例文を示し、色に合う形で空欄のワークシートに並べます。 ・ゲーム要素を含み協働学習の中で学習を進める場合 →グループのメンバーでそれぞれの色カードをひき、空欄のワークシートに並べ、実際にその文が伝わる英文か(現実的な英文か)などをみんなで考えます。 →一人でそれぞれの色カードをひき、空欄のワークシートに並べ、グループで出来上がった例文について共有し、英文の内容について考えてみます。 ・単語が持つ役割を意識し始めた後の場合 →徐々に色付けを減らした空欄のワークシートを用意し、色付けカードを用いて英文を作ってみます。 →徐々に色付けをしていないカードを用いて、色付けされた空欄のワークシートに当てはめて英文を作ってみます。 →色付けをしていないカードを用いて、役割ごとにカードをまとめてみます。(グループワークでも一人学習でも可能) ・具体的な動作がなくても英文構造を意識し始めた後の場合 →Wordなど文章作成アプリでワークシートと英単語を並べ、並べ替えをしながら学習を進めてみます。 |
関連する教材や情報 | |
こんな児童生徒にも役に立つ教材です | ・特別支援学校だけではなく、小・中学校等で英文の構造を捉えにくく苦手意識のある児童生徒でも取り組みやすいと思います。 |
書籍ページ番号 |