教材名

ビー玉の転がる道  自作
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対象 幼稚部幼児
小学部児童
障害種別 視覚障害教育 知的障害教育 重複障害教育 
単元・活用場面 自立活動 遊びの指導 その他 就学前教育 
ねらい 1.玄関ホール・ホームルーム・保育室等の黒板やマグネットボードにレールと箱状のゴールを掲示し、幼児児童が仕組みを理解し、思いのまま自由にレールを操作・構成して転がる道を体感する。
・玉が転がる遊びに興味・関心を持つ。
・玉がコースアウトせずにゴール地点まで転がるようレールやゴールの組み方を考えたり、傾き・速さ・音の関係に気付きながら構成したりして、プログラミング力を育む。
2.小学部4年生が図工の授業で学習する立体作品 『コロコロコロガーレ』制作のプレ学習として取り組む。
・3次元空間に複数の柱で支えられ複雑なコースで構成された教科書の学習を進める前段階として、柱の要素を取り除き、2.5次元上で玉の転がる様子を体験する(『コロコロコロガーレ』はPDF資料参照)。
障害特性に対する配慮点 ・レール側面にマグネットを接着しているため取り外しが可能で、だれでも容易にレールの組み替えができ、試行錯誤しながら構成力を高めることができる。
・盲児童への配慮として、玉が無事ゴールにたどり着いたことが分かるようにゴール地点に自転車ベルを設置した。「チーン」と心地よいベルの音が鳴り響くと達成感が得られる。また、レールの床面に一部型ダンボールを接着し、玉が通過した際にガタガタとした音を発するよう工夫した。さらに、玉の転がる様子を聴覚的に認知できるように、ビー玉の代用として鈴入りボールを活用し、視覚に障害のある子どもたちへの配慮を加えた。
期待される効果及び成果 遊びの中に学びが組み込まれた教材は、子どもたちの心を引き付け、さわる意欲を高めていく。視経験・触経験の不足しがちな盲学校に在籍する幼児児童が、自らふれ、自由に操作・再現・工夫できる教材の意図的提示は、子どもたちの豊かな感性を育み、芸術への扉をひらく一助になるため、効果が期待できる。
使い方 ① マグネットボードの下方部分にゴールを設置する。
② ゴールに向かってレールを1本設置する。玉が転がりベルにあたって音が鳴るように、レールの傾きやゴールの位置を調整する。(初心者は下からレールを組んでいくと分かりやすい)。
③ ②で組んだ1本目のレールに玉がうまく落下する位置を確かめながら、2本目のレールを組んでいく。
④ 3本目以降も同様のやり方でレールを組み、徐々にマグネットボードの上方部分にレールを構成していく。
※初級編では、少ないレールの本数(レール2~4本程度)の構成から試みる。
※応用編では、画像で示したように多様なレールの構成にチャレンジする。
関連する教材や情報 自作教材
本教材をもとに、(株)三和製作所が、玉転がし教材の試作品を木材で製作してくださった。あたたかなぬくもりのある木のレールは、青森のヒバから作られ紙製のオリジナル教材に比較して丈夫で触り心地がよく、玉が転がるときに発する音も美しい(『玉転がし教材((三和製作所試作)』はPDF資料参照)。
こんな児童生徒にも役に立つ教材です
書籍ページ番号
  • 情報提供者 附属視覚特別支援学校小学部図画工作科 佐藤直子
  • キーワード 玉転がし 操作 触覚 マグネット
  • 作成日時 2024-01-10 15:33:56
  • 更新日時 2024-01-16 16:16:29